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夢の終わり 5-5
「?、わたし、子供たちのところ行く」
マオさんは不思議そうに首を傾げるものの、月が雲に覆われた暗い世界ではマオさんの表情までは伺えず、穏やかな口調が不気味さを助長させていた。
「その子供たちや、シャオランさんは今もそこに?」
俺が聞くと、マオさんはおかしな事を聞かれたようにころころと笑う。
「肯定。子供たち、アリウスの仮面怖がってる。 シャオラン、アリウス警戒する。しかしアリウス良き人。怖がる必要ない」
彼女は怖がる子供たちをなだめる様に虚空に微笑みかけた。
"シャオランさん"も俺の事を警戒しているらしい。昨日怖い人だと相談していたからだろうか。
でも、マオさんからどれだけ紹介されようと俺に彼らは見えない。
「マオさん、子供たちがそこにいるはずないんですよ」
マオさんは理解出来ないとばかりに首を傾げる。
雲に隠れた月が顔を出して、周囲が明るくなってきた。
彼女の目が一瞬見開かれた。
俺の後ろを気にしているようだけど、黒い森と焼け野はらしかないはずだ
「子供たちは火事で死んだはずです。シャオランさんだってここにいるはずがない。あなたは夢を見ているんだ」
俺の言葉に、マオさんは顔を強ばらせた。
唇が震えて、それでも認めたくないのか、首を横に振る。




