表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
現実編:第四話「交わる」
PR
78/101

交わる 4-7



「すみません、それは言えないんです。言ったとしても、今のマオさんは知らない方がいい」


俺は口元の前で、これ以上聞かないで欲しいと言う意味を込めて人差し指を立てた。

彼女の夢が覚めるまで知らない方がいい。


夢と現実がぶつかって、彼女がどちらを"現実"とするかわからないからだ。

それは彼女のためにも依頼主のためにもならない。


「ただ、少し時間を頂ければこちらから話します。それまでどうか」


俺は彼女の脇をすり抜けて、軽く頭を下げる。

瓦礫を片付け、 マオさんもなるべく危なくない、小石ほどの瓦礫を運び始めた。

それ以上何も聞かず、お互い何も喋ることもなくただ時間だけがすぎる。


「あ、アリウス!」


お互い背中を向けて廃材を運ぶ作業を繰り返していると、マオさんが口を開いた。

俺は手を止めて、彼女の方へ振り向く。


「どうしました?どこか手が足りないところでも?」


マオさんは俺に声をかけたは良いものの、何かを躊躇しているようだった。

アイスブルーの瞳に戸惑いを映して、視線がうろうろとさまよう。


「ひ、否定……。わたし対話望む。しかし不要と判 断……」


「対話……。ああ、気まずくさせてしまったのなら失礼しました。ですがお話ですか……。俺もあまりしゃべる方ではありませんからね……」


何か気まずく感じたらしく、ただどうしていいかわからなかったそうだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ