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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
現実編:第四話「交わる」
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交わる 4-5



相談事だろうか。

距離もあり、まだ彼女の国の言葉はわからず単語しか拾えないものの、"仮面"、" 怖い"、"相談"と言う言葉はわかった。


「やっぱ仮面怖かったのかな……。怖くないですよ~……」


なんとなく傷つき、小さな声で弁解するものの届くわけもない。

そのあとは気分が楽になったのか、"シャオランさん"への相談ごとを終えて、何気ない世間話をしていた。


ひとしきり話をしたあと、マオさんは俺には見えない"シャオランさん"と共に教会に帰っていく。

夜も遅い。

俺も今日はここまでにしようと黒い森を抜けて帰路についた。



家に帰ればマリ姉から借りた本を読んで、彼女の言葉を学ぶ。

アイリス姉さんが早めに帰ってきた時は少しだけ勉強を見てもらっていた。


それでも学び始めてまだ一週間だから、単語を少し覚えたくらいだし、話すにしてもマオさんみたいに片言になりそうだ。



夜を越して、次の日の昼。

俺はあの教会に訪れる。

朝に依頼主に報告をしたけど、夢から覚ます事を考えれば都合がいいと言う言葉と、俺の仮面でマオさんを怯えさせて、"シャオランさん"に相談していたと伝えると、依頼主は愛想笑いではない笑みを見せていた──。



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