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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
現実編:第三話「真面目な仕事人」
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真面目な仕事人 3-5



朝、二人の食事を用意してから俺は病院に向かう。

もちろんしばらく遅くなると書き置きは残してきた。


昨日辿った道のりをもう一度辿り、昨日同様の病室の前までたどり着く。

ノックをすると、返事が返ってきた。


「失礼します、依頼の報告に伺いました」


依頼主はベッドの上に身体を起こして待っていたようだ。

彼は俺に報告を促して、俺は昨晩メモを取った手帳を取り出す。


「まず、マオ・シャオマオは今も変わらず教会で過ごしていました。事故以前に過ごしていたであろう生活を、変わらずに過ごしています」


恐らく、彼女の中では本当に何も変わっていないんだ。

一時の夢を見ているように、それがおかしな内容であっても気がつかない。

それを彼に伝えると、彼は悲しそうに顔に影を落とした。


「彼女が悪霊憑きと呼ばれる由縁は、シャオランさんと子供たちが今もそこにいるかの様に振る舞っていることだと思います。恐らく事故で亡くなったショックでPTSDを患い、それにより幻覚を見ていると思われます」


彼は顔を覆って言葉を失う。

しばらくそうしていて、深い深い息をはいたあと、自分を鼓舞するために両頬を叩いた。



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