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真面目な仕事人 3-4
『 こんな感じの言葉かしら? その方はずいぶん子供に言い聞かせるように喋るのね』
言葉の意味はあまり理解出来ないものの、俺が教会で聞いた言語ととても良く似た言葉だった。
俺は姉さんが博識なのは知っていたけれど、こうも姉がかっこよく見えるのは随分と久しいかも知れない。
俺は驚いてしばらく呆けてしまっていた。
「あんたがその本で探してたのと同様、北国の言葉ね。あたしの店じゃ色んな人が色んな所から上客つれてくるから、知っといた方がお客さんも喜んでくれるのよね」
姉さんは着替えてくる、と呟いてソファーから立ち上がる。
姉さんが博識なのは職業柄、接待をするために常に色んな場所、物事、人から知識を蓄えるが故だ。
俺は姉さんの背中にお礼を言うと、姉さんは振り返ってウインクを残して着替えに向かう。
アイリス姉さんが部屋着で戻って来て、あとは姉さんに食事を用意して眠るだけ。
俺は姉さんが戻ってくるタイミングに合わせて、アイリス姉さんに食事を用意する──。




