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真面目な仕事人 3-2
「マリ姉、それじゃあ一冊借りていくよ。あと、不要な紙ゴミはまとめておいてよね。俺が後で回収にいくから」
「ふえーん、わかったよ」
マリ姉は筆が乗ってきたのか、母親に叱られた子供のようにむすっとした顔で返事をした。
食事を作った後で読むことにしよう。
わかる場所に置いて、食事の支度に取りかかった。
作りながら品目を増やし、匂いに誘われて珍しくマリ姉が出てくる。
手にはちゃんとまとめた紙ゴミがあった。
アイリス姉さんは深夜に帰ってくるから、出来上がったら先にマリ姉と食べて待つのが俺達の日常だ。
たまに待つこともあるけれど、アイリス姉さんが申し訳なさそうにするから先に食べておくことになっていた。
二人だけの食事を終えた後、俺はソファーに座って本を読む。
聞いた言語から探すのは一苦労だろうけど、それでも何もしないよりマシだろう。
そもそも明日依頼主に確認を取れば良いんだから、この作業はただの暇潰しみたいなものだ。




