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真面目な仕事人 3-1
俺は一度家に帰り、聞いたことのない言語を調べるべく、今家にいるマリ姉に頼ることにした。
こういうときにアイリス姉さんの方が頼りになるけれど、今はきっと仕事で出ているんだろう。
現に玄関のドアを開けると、アイリス姉さんのヒールがなかった。
「ただいま。マリ姉、ちょっといい?」
俺はマリ姉の部屋をノックして、返事が帰ってきたのでドアを開ける。
相変わらず何かを書いていたのか、机の上は原稿用紙で溢れ、マリ姉は椅子に座って机に向かっていたようだった。
「おかえり、アリ君。仕事はどうだった?」
「その仕事でちょっとわからない事が出てきたんだ。語学の本持っていたりする?」
「うん、多分あると思うよ。本棚からそれっぽいもの持っていって」
俺は礼を一言述べてから、マリ姉の部屋に入る。
失敗作の物語で埋め尽くされた部屋に頭痛がするものの、今はとりあえず目当ての本を探して本棚の前に立った。
あのシスターの薄い色素からして、北国だろうか。
北に位置する国々の本を探すと、それらしきものを見つける。




