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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
現実編:第二話「依頼」
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依頼 2-6



ひとしきり幻想の子供たちと笑いあった後は子供たちと教会の中に消えていく。

俺は見つからないように後をつけて、その行き先を見守った。



聖堂の奥にまだスペースがあるようで、遠目からでも地下へ繋がる階段が見える。

彼女達が地下へ消えた頃、俺は時間を置いて鉢合わせないように地下への扉を開けた。



薄暗く、無事ではあるものの煙が充満したのか鼻につく煤の匂いがひどい。

地下への階段を下って行くと、もう一つドアがあり、その向こうから声が聞こえる。



俺は鍵穴から様子を見て見ると、件のシスターはこちらに背を向けていて見えないものの、ソファーに座って絵本や何かを読み聞かせる声は聞こえた

そのどれもが外の国の言葉で、俺にはどんな事を話しているのか理解ができない。



ただ、楽しそうだと言うことは理解できた。

同時に一人になってしまったことを認められず、心が壊れて夢に囚われていることも悟った。



どうやら地下が居住区らしく、煙こそ充満したももの無事な様で俺はこれ以上彼女に危険がないと判断して俺は物音を立てないように階段を上がって仕事を切り上げる。



夜も遅く、仕事の報告に行くには迷惑になるので俺は手帳にメモを取ってから教会を出た。


「姉さん達にしばらく遅くなること伝えなきゃな」


いつも請け負う女性のエスコートや船上パーティの仕事とは違って、今回の依頼は長丁場になりそうだ。

俺は夜闇に浮かぶ教会を見つめて呟き、今日の依頼を終わりとするために家を目指した。





第二話「依頼」終了



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