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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
現実編:第二話「依頼」
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依頼 2-4



まずはシスターを一目見て、様子を見て尾行や調査をした方が良いのか、なんて病院内を歩きながら考える。

だが調査なんてそれこそ探偵の役割だ。


"いつもの仕事"の様に影に徹すれば良い。

そう考えながら俺は今朝の新聞に乗っていた教会に向かう。



ここからだと少し歩きそうだ。

歩きながら依頼主から得た情報を整理しよう。



まず、シスターは今一人だと言うこと。

もし教会にいるのなら崩れかけで危ないこと。


あとは新聞に乗っていた情報として、教会、もとい孤児院の子供たちが全員亡くなっていることくらいだ。

あとは気になる点が出れば報告の際に聞けば良い。



それからしばらく歩いていくと、焼け野はらになった草原と森が見えてきた。

門から町の外へ出ると、仮面越しでも焦げ臭さがわかる。


さすがに教会跡地にはいないかと思いつつ、焼けた丘を登っていくと、荒れた教会に人影が見えた。

俺はそばにある木に隠れて、人影を観察する。

そこでは修道服を来たシスターが呑気に洗濯物を干していた。


「あんな状況になって、他の所へ行ったりしないのか……?」


焼けて天井も落ちた教会跡地。

子供たちも亡くなっているのに、彼女は何も変わらず、恐らく普段通りに過ごしていた。



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