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手紙 1-7
詳しい内容は会って話がしたいとも書かれており、手紙の主がいるのは病院のようだ。
おそらく手紙の主は自分で動こうにも動けず、こうして縁も薄いマリ姉を通し、縁のない俺にすがるしか無かったと予想する。
「マリ姉、この手紙いつ届いたの?」
「昨日の夕方くらい。アリ君受けるの?」
俺は早々に食事を済ませて、皿を片付けた。
仮面を被り、外へ出る支度をする。
「まだ何とも言えない。そもそもこれは探偵の仕事だし、俺は探偵じゃない。話を聞きに行くだけだよ」
普段俺が受けるような仕事とは少し違うけど、手紙の主のことが気になったのは事実だ。
それに、交流の広いアイリス姉さんを筆頭に、二人は依頼を貰ってきてくれることもあって依頼はなるべく断りたくはない。
「食べ終わった後のお皿、シンクに置いといてくれれば良いから。それじゃあ行ってくるね」
姉達のいってらっしゃいと言う声を聞きながら、俺は玄関のドアを開けて喧騒の一部になる。
手紙に書いてある病院はそう遠くはない距離だ。
俺はこの手紙の主とシスターはどんな人なんだろうと、まだ見ぬ依頼の内容に思いを馳せつつ歩き始めた。
うつろのゆめ 現実編:第一話「手紙」終了




