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手紙 1-3
悪ノリのすぎるアイリス姉さんでは本当に起こしただけで終わりそうなので、もう一人の姉をリビングまで引っ張るべく悲鳴が聞こえた部屋に向かった。
開けっ放しにされたドアから中を覗く。
片付いてない部屋の中では、やはりアイリス姉さんが部屋の主に激しいスキンシップを繰り返してはもう一人の姉を困らせていた。
「アマリリスー!お姉ちゃんにもおはようのちゅーしてもいいのよー?」
「アイちゃんやめてよぉ!アリ君見てないで助けてぇ!」
白髪は俺達共通なものの、アイリス姉さんの青い目と違ってメガネごしの金目が、助けてと語っている。
椅子に座ったままで、先ほどまで机に向かっていたと思われる次女のアマリリスは必死にアイリス姉さんを押し退けようとしていたけど、姉さんも姉さんで過剰なスキンシップをマリ姉に押しつけていた。
俺はアイリス姉さんのシャツの首根っこを掴んで引き離す。
「ぐぇぇ、酷いじゃないアリウス」
「仮にも高級クラブのナンバーワンがそんな声出さない」
アイリス姉さんがまるでおとぎ話の魔女か蛙のような声を出すので、本当に高級店のホステスなのか疑わしくなる。
俺がパッと手を放すと姉さんは軽く咳き込むふりをした。




