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手紙 1-2
手近にあった適当なTシャツを着て、ズボンなど履かずにシャツと下着だけでソファーに座る。
この光景を見るたび、見た目だけは綺麗な姉目当てに通うお客さん達に見せてやりたくなる。
「お姉ちゃんあとお肉も欲しいな~、ねぇアリ君お願い」
アイリス姉さんは後ろ、もといキッチンにいる俺の方に身体を向けて、ソファーの背もたれに顎を置いて可愛らしくおねだりをして見せた。
それが利くのはお店にくる人たちくらいだ。
「身体に悪いよ」
それでも疲れてる事くらいは知ってるから、俺はフライパンを熱してチキンステーキを作り始める。
身体のことも考えて量は少し控えめだ。
「やった!アリウスありがとー!お礼にあとでちゅーしてあげる!」
「そのお礼はマリ姉に譲るよ」
フライパンから目を離さずに、ぴしゃりと言い放つ。
後ろかろアイリス姉さんの不服そうな声が聞こえた。
俺と歳の差がわりとあるからって、いつまでも子供扱いはしないで欲しい。
「アイリス姉さん。ドレスちゃんとかけて置かなきゃ。それとマリ姉もそろそろ起こしてきて」
アイリス姉さんははいはーいと軽い返事をして、もう一人の姉の部屋に向かっていった。
スープと肉に火が通り、火を切ってチキンステーキを皿に盛り付けた所でアイリス姉さんではない女性の悲鳴が聞こえる。




