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虚ろの夢 9-1
「マオさん!!」
子供たちと繋いでいた手が、後ろから強い力で引き離されました。
子供たちも驚いていて、私はその力に引っ張られて後ろに数歩ほど無理やり下がらされました。
私は何が起こったのかわからず、ぱちぱちと瞬きを繰り返します。
「アリ……ウス?」
後ろを見ると、アリウス様が私の肩を後ろに引いたようです。
子供たちは誰だろうと言う顔で見上げていました。
シャオランも子供たちに寄り添っていますが、シャオランには軽く話をしたので察しがついているようです。
仮面をつけていますから、子供たちは少し怖がっていました。
『大丈夫ですよ、皆様。アリウス様は優しい方です。シャオラン、以前話した方です。やはり悪い方と思えませんでした』
私が子供たちを安心させると、子供たちはゆっくりアリウス様に近づいて、周りをくるくる移動して観察しております。
やはり仮面が怖いのか、観察し終えるとすぐに私の後ろに隠れてしまいました。
「アリウス、紹介する。孤児院の子供たち、双子の弟シャオラン」
私は子供たちの背中を押して、ご挨拶をするように促します。
子供たちは恐る恐る前に出て、初めましてと元気良く挨拶をしました。




