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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
夢編:第七話「昼と夜」
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昼と夜 7-5



『わかりました、ではもう少し様子を見てみます。その時は相談に乗ってくださいね』


シャオランは私の言葉を聞いて、"いつでも相談にのる"と言ってくださいました。

昔からシャオランは私のことを気にかけてくれて、私よりもずっとしっかりしていますから、双子と言ってもシャオランの方が兄のようです。

相談して、少し気分が楽になりました。




安堵の夜を過ごし、次の日の昼。

仮面の彼は再び教会に現れます。



「マオさん」


私がどうにか一人で廃材を引きずって動かそうとしていると、それに気づいた彼が私の言葉を待つことなく横から来て廃材を持ち上げました。

私でも運べそうな小さなものを選びましたが、やはり非力な私では運べず困っていた所です。

しかし、アリウス様は重さをまるで感じないように軽々と持ち上げてくださいました。


「アリウス、感謝……!」


「いいえ。そちらにケガを負われると、俺が困ります。燃えた木材等は釘が出て危ないですから、俺が運びますね」


アリウス様は廃材を聖堂の外に運び出すと、他の瓦礫にも手をつけます。

瓦礫となると少し重そうでしたが、それでも持ち上げて運んでくださいました。


「わたしケガする。なぜ困る?」


「依頼主の都合です」


アリウス様に私の様子を探るように依頼した方。

アリウス様もですが、その方も謎です。


どうして私の様子を探るのでしょう。

大して裕福な家系でもない、ただ細々と教会のシスターを勤める田舎娘に過ぎません。



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