昼と夜 7-4
「んで、大事な話ってなんすか?」
子供たちが見えなくなった頃に、シャオランから話を切り出してくださいました。
シャオランは近くの倒木の上に腰掛け、私もその隣に座ります。
私は膝の上に手をおいて、その両手を見ながら話始めました
『今日、教会にお客様が来たのです。仮面を被った方で、その方曰く、私は町で気が狂ったシスターだと思われているそうです……』
それを聞いて、シャオランはしばらく考えました。
深刻な表情で、目は少し鋭い。
言葉にされなくてもわかります、彼は怒っているようでした。
「ねーちゃんはそれ信じたんすか?」
『見た目こそ怖い方でしたけど、真面目で礼儀正しい方です。きっと、忠告しに来てくださったのでしょう』
「嘘ついてるとは思わなかったんすか?大体ねーちゃんは騙されやすいんすから、もう少し疑わないと。人は見かけによらないって言ったって、皆が皆あのスパイス店のオッサンみてーに優しいんじゃないんすから」
『で、ですが疑って誤解だったら悪いですし』
私は顔を上げてシャオランの方へ向きます。
シャオランは私の言葉を聞くと、頭を抱えて、呆れたと言う様に声を上げました。
「優しい人なんざ悪い人の典型っす。マジでもうちっと警戒はした方がいいっすよ」
シャオランは私の額を指で強く押します。
シャオランの言う通り、嘘をつかれてる可能性もありますが、あまり疑いたくないのも事実です。




