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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
夢編:第七話「昼と夜」
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昼と夜 7-3



自分の怖い噂が流れていたなんて思いもしませんでした。

何か勘違いされたのでしょうか。


あのパン屋の奥様も、私を頭のおかしいシスターだと思っているのでしょうか……。

そう思うとなんだか悲しくなります。


私はもやもやを抱えながら夜を待ちました。

夜になると外にでて、あの石の前で待ちます。

もうすっかりこれは待ち合わせの目印のようでした。


「ねーちゃん」


「せんせー!」


少しだけ待つと、シャオランと子供たちが来てくださいました。

夜だけしか会えないのは寂しいですが、それでもお話できるのは嬉しいのです。


『こんばんは、皆様。ふふふ、こうして待ち合わせすると家族なのにお友達みたいですね』


そういうと、子供たちは"先生はお母さんだよ"と嬉しい言葉を言ってくださいました。

ですがそんなかわいい子供たちに、今日あった話を聞かせたくない思いもありました。


『さて、今から先生とシャオランは大事なお話をしますから、皆様はお家に戻りましょうね』


「はーい!」


子供たちの背中をとん、と押して先に家に帰します。

子供たちは素直に言うことを聞いて走って行きました。


振り返って手を振る様子を見ながら、私も小さく手を振り返します。



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