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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
夢編:第六話「来訪者」
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来訪者 6-5



『皆様、帰りましょう。今夜も絵本を読んだり、たくさんお話しましょう』


私は立ち上がって、子供たちの手を引いて家に帰ります。

子供たちは今日1日どこに行っていたのか聞くと、シャオランは


「ねーちゃんが寂しくなったら帰ってくるから」


とはぐらかしました。

私は不思議に思いながらそれ以上は聞きませんでした。


それからは夜にだけ帰ってくる子供たちを連れて家に帰り、絵本を読んだり今日私が過ごした1日を聞かせたりして、朝を迎える。



そんな生活を一週間と繰り返したころでした。



穏やかな昼下がり。

私は出来る限り教会の復興をしていた頃。

木を踏むような音が聞こえて、神の像を磨いていた私は振り向きました。


音の主は教会の廃材を踏んだようで、それで音を鳴らしてしまったみたいです。

見つかったとばつが悪そうな様子でした。


「初めまして。マオさん、ですよね?俺の言葉わかりますか?」


ぼろぼろの教会に訪れたのは、洗い立てのシーツよりも真っ白な髪をした人間でしたが、私はびっくりして、神の像の後ろに隠れます。



彼は不気味な仮面をつけた不思議な青年だったのです。





第六話「来訪者」終了



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