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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
夢編:第五話「夜の夢こそまこと」
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夜の夢こそまこと 5-2



『皆様……!シャオラン……!!良かった、無事で……。本当に良かった……!』


私は子供たちを抱きしめ、泣きじゃくります。

子供たちは泥だらけの私を気にすることなく抱きしめてくれました。


「なんで死ななきゃいけないんすか。ねーちゃんもへんなこと言うんすね」


シャオランはゆっくり歩みより、私の頭をぐしゃぐしゃと乱暴に撫でます。

そのあと屈んで、泥の上に座り込んだままの私と目線を合わせました。


「あーあ、どこもかしこもどろどろ。まずは帰って風呂っすよ。チビ共の面倒はオレに任せて」


私は泣き腫らした目でシャオランと子供たちを見比べ、頷きます。

ようやく泥の上から私は立ち上がり、子供たちとシャオランに手を引かれてぼろぼろの教会の中に立ち入りました。


『もう崩れそうで、危ないですよ』


「見たとこ聖堂は燃えたっすけど、家の中は無事かも知れねーっすよ」


聖堂は派手に燃えた様で、せっかくの神の像も所々煤けていました。

地下に続くドアも煤にまみれて、中に入ると煤の匂いが満ちていました。


煙がここまで満ちたのでしょう。

辺りは黒く汚れてこそいたものの、居住区の基本的な設備は無事でした。


私は浴室に行こうとしますが、少しでも皆と離れるのが寂しくて、浴室を前にして立ち止まります。



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