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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
夢編:第五話「夜の夢こそまこと」
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夜の夢こそまこと 5-1


いつまでもいつまでも泣き続けて、泣きつかれたのでしょう。

気がつくと私はぬかるんだ墓の前で眠っていました。


目を覚ますと、腫れた目をこすって空を見上げます。

どれほど泣いたのか、眠っていたのかはわかりませんが、雨で洗い流された空には美しい星達が散りばめられていました。


雨上がりの土の上で眠っていたのですから、修道服も身体も泥にまみれ、ずぶ濡れで酷く身体が冷えています。


「先生!こんなとこで寝ちゃダメだよ!」


「マオせんせー、風邪引いちゃう」


ふと、後ろから聞き覚えのある声が聞こえたので、その場で勢いよく振り返りました。

そこには最後に見た時と同じように、健やかで笑顔の子供たちがいたのです


『あ、ああ……っ!』


私はもう枯れたと思っていた涙が込み上げてくるのを感じました。

同じ涙なのに、とても暖かく感じるのはきっと別れの涙ではないからです。


「あーあ、ねーちゃん泥だらけじゃないっすか。泥遊びでもしてたんすか」


シャオランの姿もそこにあって、私はとうとう涙を溢れさせました。

シャオランは変わらない笑顔で、呆れたように肩をすくめています。

子供たちは私に駆け寄り、抱きつきました。



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