26/101
夜の夢こそまこと 5-1
いつまでもいつまでも泣き続けて、泣きつかれたのでしょう。
気がつくと私はぬかるんだ墓の前で眠っていました。
目を覚ますと、腫れた目をこすって空を見上げます。
どれほど泣いたのか、眠っていたのかはわかりませんが、雨で洗い流された空には美しい星達が散りばめられていました。
雨上がりの土の上で眠っていたのですから、修道服も身体も泥にまみれ、ずぶ濡れで酷く身体が冷えています。
「先生!こんなとこで寝ちゃダメだよ!」
「マオせんせー、風邪引いちゃう」
ふと、後ろから聞き覚えのある声が聞こえたので、その場で勢いよく振り返りました。
そこには最後に見た時と同じように、健やかで笑顔の子供たちがいたのです
『あ、ああ……っ!』
私はもう枯れたと思っていた涙が込み上げてくるのを感じました。
同じ涙なのに、とても暖かく感じるのはきっと別れの涙ではないからです。
「あーあ、ねーちゃん泥だらけじゃないっすか。泥遊びでもしてたんすか」
シャオランの姿もそこにあって、私はとうとう涙を溢れさせました。
シャオランは変わらない笑顔で、呆れたように肩をすくめています。
子供たちは私に駆け寄り、抱きつきました。




