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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
夢編:第三話「尊ぶべき日に祝福を」
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尊ぶべき日に祝福を 3-10



視界に青果店が映り、クッキーと共にミックスジュースを作るのも言いかもしれません。

それともパン屋で何か買って、クッキーと軽食をとも考えました。


私はまず近い方にあったパン屋に向かおうとしますが肌に冷たい何かが落ちます。

空を見ると薄曇りだった空は曇り空に変わりつつありました。


雨が降ってきたのです。ぱらぱらと降りだして、周りも突然の雨に驚いていました。


『あら……!どうしましょう、お砂糖が濡れてしまいます……!』


私は急いでパン屋の軒先まで走ります。

それと同時に雨は一層激しさを増してしまいました。


『お洗濯ものはきっとシャオランがいますし、帰りが遅くなっても平気だとは思いますが……』


私は修道服についた雨粒を払い、お砂糖の包みが濡れていないか確認して安堵します。


子供たちはシャオランがいるから大丈夫だとわかっていますが、それでも心配をかけていないかが不安になりました。


『ひとまずここでお買い物を済ませましょうか』


考えても仕方のない事ですので、パン屋に入ります。

先ほどの調味料専門店とはうってかわって、こちらは明るい内装で所々黄色やオレンジの小物、トレイを置いてカラフルな印象が目立ちました。


「おや、シスターちゃんだね。一人かい?」


「肯定!今日店番、奥方のみ?」


ここは夫婦で営む馴染みのパン屋で、たまに世間話をする仲でもあります。

エプロンを着た恰幅のよい姉御肌な気の良い女性でした。



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