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うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
夢編:第三話「尊ぶべき日に祝福を」
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尊ぶべき日に祝福を 3-5



「マオ先生!どんぐりいっぱいとれた!」


子供たちは服やポケットにたくさんのどんぐりを乗せたり詰め込んで、笑顔と共にどんぐりを運んできてくれます。


「かみさまー!みてみてー!どんぐりだよ!」


「驚愕!どんぐり沢山!」


子供たちはどんぐりを神の足下にも備えてくれました。

小さなどんぐりがころころと並ぶ様が愛らしいです。


「こいつらホントにいっぱい取ってきたっすよ。ねーちゃんのクッキー大好きなんすねぇ」


「うん!大好きー!ねー先生ー。クッキー作ってー」


子供たちは楽しみで仕方ないのか、私の下に集まり、修道服をぐいぐいと引っ張っています。

まだ朝食を食べて数時間。

もうすぐすれば昼食でした。


「良いんじゃないっすか?昼食を少なめにするも良し、沢山のクッキー用意してティーパーティにするも良しっすし」


『シャオラン、それは貴方が食べたいだけでしょう』


「バレた?」


私はあきれたようにふう、とため息をつきます。

ですが、ティーパーティと聞いて子供たちは期待に胸を膨らませておりました。

無駄な期待をさせる訳にもいかず、私は観念したように子供たちを撫でます。


「茶会開く。わたし手伝い願う」


そう言うと、子供たちは歓喜に沸き立ちました。

その後ろでシャオランが小さく拳を握って喜んだのを、私は見逃しません。

子供が一人増えた気分でした。



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