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夜明け 2-6
揺れるカーテンのそばに置かれたベッドには、アリウス様の言う通り包帯を巻かれた方が身を起こして外を眺めていました。
私は、その方の後ろ姿を見て、誰かを察して、涙が込み上げて唇を震わせます。
『貴方だったんですね、私を護ろうとしてくれたのは』
彼にわかる言葉で声をかけると、外を見ていた彼は私に気づいて微笑みかけました。
私と同じ目の色、髪の色。
揃いの獣耳に長い尻尾。
大事な大事な私の家族、私の双子の弟。
「久しぶり、ねーちゃん」
ただもう一度、もう一度。
会いたくて会いたくて堪らなかったシャオランが、確かにそこにいました。
私は咄嗟に駆け寄り、ケガをしていると言うのにシャオランに抱きつきます
『ああ、ああ!シャオラン、本当にシャオランなのですね!』
私はシャオランの暖かい身体を抱き締めて、顔を両手で挟みこみ、しっかりと顔を確認します。
夢ではない暖かさ、心臓の鼓動が聞こえ、私はただただ歓喜に震えて涙を流していました。




