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アビューズメントパーク  作者: 三重野 創


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本人訴訟

「政治家の失言って色々ありますがね」

 こんな切り口の10代がいるのか?


「『この件に関しては、弁護士に任せています』だなんて、政治家失格っスよ」

 立法府の人間がそんなことでどうするんだろうな。


「『法的措置を検討する』ってやつもな」

 自分の言葉で戦えないものかねえ。


「失礼を承知で申し上げますが」

 ちょこんと右手を挙げるキョン子。


「先輩が法律に詳しいのって、裁判沙汰に何回もなってるからですか?」

 失礼極まりないな。


「口で言っても聞かないやつが多いからな」

 殴るって意味じゃ無いぞ。


「さっきの話で言えば、『法的措置を検討する』って言葉に屈しちゃ駄目なんスよね。自分は何も間違っていないとの信念があれば、そんな稚拙な恫喝には断固として立ち向かわないと」

 勇ましいな。


「裁判は金が掛かるってのでまず諦めるよな。だが、本人訴訟をする人らもまあまあいるんだぜ」

 何を隠そう、俺がそうだ。


「裁判官が批判に晒されることもあるが、彼らは本当に優秀なんだ。訴訟相手が悪事の限りを尽くしてるのに飄々としていたとしても、こちらが緻密に法律構成を立てれば、ちゃんと裁いてくれるもんさ」

 うんうんとキョン子が頷いている。


「ところで先輩。ボクの取っておきのシガールが無くなってたんですが、何か知りませんか?」

 急に用事を思い出した。いつもと違う電車に乗って、どこか遠くへ行こう。





















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