18 戦わないといけない時
どうぞよろしくお願いします。
「えっ、愛って!?
というか、騎士団長並と言われてるステファン殿下と学院の上位3人に入るマックスが組んだら……。
勝ち目、ないんじゃない!?」
マデラインが呻き、カイルが言った。
「男には、負けるとわかっていても戦わないといけない時がある」
「なっ!?」
マデラインはカイルをぎょっとしたように見てから、はっと気がついた。
「なんで、ジルティア嬢にライラベル嬢にロザリー嬢が、ここにいるの!?」
「あら、お友達ではないの!?
ジルティア嬢はマデラインを、ライラベル嬢はホーソン子爵令息を応援してくれていたのよ!」
「「ちょっ、エスメラルダ様!!」」
ジルティアとライラベルが真っ赤になり叫んだ。
その様子を見てエスメラルダが「あら、内緒、だったの?」と意外そうに言った。
「ライラベル……嬢が!?」
カイルがそう呟いて、真っ赤になる。
ライラベルも真っ赤で下を向いてしまっている。
マデラインはにこっと微笑んだ。
「ありがとうございます!
ジルティア嬢、ライラベル嬢、それにロザリー嬢も私とカイルを応援してくれたのですね!
最後は負けてしまって……、次は勝ちます!」
ジルティアが思い切ったように言った。
「マデライン嬢……、負けただなんて卑下なさらないで!
学年が上で、強いと言われてるペアをあそこまで苦しめての本当に惜しい戦いでしたわ!
素敵でした!!
ね、ライラベル!」
「は、はい……。
その……、おふたりともカッコ良かったですわ!」
ライラベルがまだ顔を赤くしながら、カイルをちらっと見てから、目を合わさないようにわざとマデラインだけを見て言った。
マデラインはジルティアの手を取り、微笑んだ。
「ジルティア嬢、ライラベル嬢、ロザリー嬢。
私とお友達になって下さいませんか?」
「素敵ね!
私ももう卒業ですけど、お仲間に入れてくれません?」
エスメラルダが笑いかけ、ジルティアとマデラインが笑い合う。
「試合始まりますわよ!!」
ロザリーの言葉に、みんな試合会場の方を見た。
ヴェステラントとアーノルドは少し緊張しているようだ。
ステファンとマックスは余裕たっぷりな様子。
「そうです。ちゃんと見てあげて下さい!
ヴェステラント王子殿下の………その、なんだ、負けざ……というか、勝つこと、あるの?」
ロザリーの途中から困惑したような言葉にエスメラルダが吹き出した。
「では、この授業後、このメンバーでゆっくり振り返りのお茶でもしましょう!」
「えっ、俺もですかっ!?」
カイルが慌てるがマデラインが言った。
「うん、カイルも一緒だよ!」
読んで下さり、ありがとうございます。
カイル、大変やなぁ。
ランチに続き、女子のお茶会やて。




