12 一部の女子には
どうぞよろしくお願いします。
1~4年までの剣の授業を取っている者達が集まる。ほぼ男子。
女子は3年はマデライン1人だが、4年は2人、2年は2人、1年は4人もいる。
5年に2人いた者は、ひとりが女性騎士団への内定が決まり、もうひとりは親の領地の騎士団へと入団予定だそうだ。
練習場は観客席がある場所で女子生徒を中心に見学に来ている。
参加者も見学者もいつもより多いのはステファン第1王子が来こうしていることを聞きつけて、5年男子も数人参加しているからか。
ヴェステラントとアーノルドのその中に入っている。
何となくマデラインとカイン、ヴェステラントとアーノルドは周囲から気にされて見られているが、声を掛けられないという雰囲気にそれぞれの場所で苦笑していた。
ステファンは教師達と何か話しながら周囲を見回し、エスメラルダは観客席の一番前にいて、マデラインが気がつくと手を振ってくれたので、マデラインも振り返した。
「集合~!!」
教師の号令に集まる。
「今日は第一騎士団のステファン王子殿下が特別に練習を見学、指導にいらして下さった。
そこで学年を越えた交流試合を行う!
5年生も何人か参加してくれているので、下級生は大変かもしれないが、強い者に挑戦できるまたとない機会だ!
真剣に! 楽しめ!」
「真剣に楽しめって!
俺達以外はそれどこじゃねえよな」
5年生の方からそんな声が聞こえ、笑い声が聞こえた。
ペアごとに名前を書いた紙をひとつの箱に集め、そこからくじのように取り出して対戦を決めて試合をしていく。
勝ち抜き戦だ。
先生は4名いるので、
4試合ずつ行っていく。
ペアごとの2対2の試合だ。
ペアの息が合っていることはもちろん、戦い方のタイプ、作戦も重要だ。
ヴェステラントとアーノルドのペアも、マデラインとカインのペアも順調に勝ち上がっていく。
女子で勝ち残っているのはすぐに3年のマデラインのみとなり、その姿はどうしても目立つ。
マデラインは3年の終わりということもあり、すでに16歳になっている。
長い茶色の髪を高くひとつに結び、毛先は無造作に垂らしている。
動きの度に大きく揺れる毛先が美しい。
背が高く、平均的な男性には力負けしない力強さがありながら、手足がすらっと細く長く、剣術のためのシャツとスラックス姿になると、中性的でありながら、逆に女性らしさが感じられる。
「マデライン様~!」「マデラインお姉様!!」
1、2年女子にはとても人気がある。
カイルはその声援に苦笑する。
「そこらの男より人気あるよな」
「まあ、1、2年生はもう負けちゃったし。4年の女子も負けたのか!?
……頑張らないと」
マデラインがそちらに手を振って応えている。
「お、観客席にガスパール公爵令嬢がいるぞ!」
カイルの言葉にマデラインがそちらを見た。
読んで下さり、ありがとうございます。
マデライン、一部の女子には人気がありますが、別の一部の女子には嫌われています。
本人は気にしてないけど。
昨日はキングダム観てきましたー!
いやー、やっぱり集団の戦いの場面は迫力ですねー。
函谷関!
あー、滝廉太郎の歌で歌ってたー!!
ここのことだったのかー!!




