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第8章 6話

街の近くにある洞窟に辿りついた。

この奥に奴らが欲しがっている金の卵があるという。

「しかし、なんで奴はそんなのを欲しがるんだろう?」

お金目的ってわけでもなさそうだが。

「さあ。儀式に使うってのもあるかもしれないし」

儀式?

「ほら、あのメデューサって一部分が機械になってるじゃない」

そういえばそうだな。

「あれが呪いかなんかで、元に戻る為に必要な道具の一つって説もあるよ」

そういう事か。

もしそうなら、欲しがるってのも分かるな。

「しかし、あいつに単純に渡してもええのか」

ん?

「どういう意味?ロボ」

「いや、元に戻って終わりっちゅう簡単な事で済めばええんやけど」

そうか。

戻ったとたんに、約束を破って襲う可能性もあるのか。

しかし。

無視する訳にもいかないのが、ここに一人。

「うん。それは十分に考えてる。というよりも、私の予想だとかなり高い確率でそうなるよ」

おいおい。

「それが分かっていながら、取りに行くのかよ」

「だから、ロボさんに頼みたい事があるの」

ん?

何か策か?

こいつは、こういう時とんでも無い事を思いつく。

ゲームとやらの知識というが。

普通の発想じゃない。

「分かった。任せてや」

そういうとロボは街へと戻って行った。

「どうするつもりだ?」

「もちろん。戦う事になっても被害を抑えるために、街の人たちを逃がさなきゃ」

あくまで戦うつもりか。

「ゲームだと他に被害は出ないけど、これはゲームみたいに上手くいくとは限らないし」

しかし。

「よくまぁ、色々と思いつくな」

「だって、この世界を救いたいんだもん」

そこが原点か。

だからこそ、頑張れる。

俺はどうだ?

ただ、自分が元の世界に帰りたいだけだ。

他の奴など知った事ではない。

だからなのか。

まるで役に立って無い。


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