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2ー7 小屋を魔改造しました!

 2ー7 小屋を魔改造しました!


 というわけで。

 俺は、ラザニエルさんから奪った空間魔法の力で小屋の中を改造することにした。

 「少なくとも3部屋は、必要だ」

 アネッサが俺に言う。

 「ラザニエル様のお部屋と私とロリスの部屋。それとお前の部屋だ」

 「どうせならもっとちゃんとした造りのお家にしましょう」

 ラザニエルさんがにこにこしている。

 「素敵な妖精のお家みたいな家にしてね、クロウズ君」

 「というか、なぜ、ラザニエル様でなくクロウズが小屋の改造を?」

 いぶかるアネッサにラザニエルさんが答える。

 「こんな些末なことは、従者であるクロウズ君の仕事でしょう?」

 「なるほど」

 アネッサが納得してくれたところで俺は、魔鏡の助けを得て空間魔法を展開する。

 思い浮かべたのは、昔見た新聞広告の新築の家の間取りだった。

 1階には、ゆったりとしたリビングと使い勝手のいいキッチン、それに広いお風呂やきれいなトイレに物置。

 2階には広い主寝室と書斎。あとは、広めの子供部屋が2部屋。

 ずっと狭いアパート暮らしだったから憧れてたんだよ!

 俺がイメージするとその通りに空間が拡がっていく。

 そして。

 俺たちの前には、相変わらず小さな小屋がぽつんと建っていた。

 「魔法は、失敗か?」

 アネッサが鼻で笑った。

 しかし。

 俺は、黙って小屋のドアを開いた。

 そこには。

 新築の木の香りが漂う玄関があった。

 「なんだ?これは!」

 アネッサが中に土足で入ろうとするのを俺は、慌てて止めると靴を脱がせる。

 「靴を脱いで入る家、だと?」

 アネッサは、不満そうだったがラザニエルさんが当然のように靴を脱いで入っていくのを見るとそれに従った。

 俺は、ロリスを抱き上げるとそっと足の裏を雑巾で拭いてやってから家の中に上げる。

 家の中には、窓はなかった。

 もともとの小屋にも窓はなかったからな。

 でも、煌々と灯りが照らしていて明るかった。

 ラザニエルさんがキッチンの水道の蛇口からきれいな水が出るのを見て目を丸くする。

 「この家、水道がついてる!」

 

 

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