初登校!は最後までドタバタです
木曜日投稿が全くない。
実質、月・土か日投稿のにぃです。
本日もお楽しみいただけると幸いです。
本編スタートです。
朝のホームルーム。
ありすの爆弾発言の投下により、朝の静寂は吹き飛ぶ。
ありすの席は、まくとの後ろ。
ニコニコとしながら、まくとを見ている。
先生「おまえら、転校生とも仲良くやってけよ。では、ホームルームを終わる」
ホームルームが終わると、それはもう嵐だった。
ありすに質問を投げかける生徒もいれば、まくとに詰め寄る生徒もいた。
ありすは、表情一つ変えないが、まくとにとっては地獄の時間だった。
すると先生が戻ってきて
先生「あー、それとおまえら。今日は朝から抜き打ちテストだからな」
教室が、再び静まりかえる。
嵐の前の静けさ。
そして、嵐がやってくる。
嘆くものもいれば、焦るものもいる。
まくとの場合は両方だった。
まくと(やばい!勉強何もしてない!どうしようどうしよう)
まくとは、ありすを見た。
転校してきたばかりのありすは、理不尽でしかない。
しかし
ありす「~♪」
ありすは、どこか余裕そうだった。
開き直ったか。
いや、ありすに限ってそれはあり得ない。
つまり、あの顔は余裕があるというわけだ。
いい方面で。
そんなことを考えている間にチャイムが鳴ってしまった。
まくと「…あっ」
まくと終了のおしらせを知らせるチャイムだった。
ノー勉のまま、テストを受けることに。
結果は分かりきっている。
先生「赤村まくと、0点」
漫画の世界のような結果。
一点すら得られない。
あるのは、0のみ。
周りの生徒から、笑われる。
まくとは、赤面で机に突っ伏する。
先生「次、霧山のーる。九六点」
現実的な点数。
一番あり得そうな高得点であった。
のーるは、少し残念そうだった。
のーるとは住む世界が違う。
それは、悔しさのレベルから読み取れることだった。
もちろん下なのは、まくとだが…
先生「最後、転校生の赤村ありす」
全員の視線が向く。
ありすは、相変わらず余裕そうな笑顔。
まくとは、正直自分の点よりもありすの点のほうが気になっていた。
先生「点数が…百点だ」
教室が静寂に包まれる。
今日何回目だろうか?
そして、嵐がやってくる。
クラス「えっ~~~~!!?」
クラス全員が驚いている。
むしろ、先生までもが驚いている。
当たり前だ。
今目の前に広がっている点数は、漫画そのものだった。
百点。
そんな簡単に出ていい言葉ではない。
転校初日の人なら、なおさらだ。
生徒が、ありすに詰め寄る。
「すご~!」「転校してきたばっかりなのに!」「カンニング?いやしてない!こんな美人様がするわけない!」
ありすは、どこか得意げそう。
彼女は才能の卵だ。
それ以上な気がする。
いや、それ以上の言葉が分からない。
テスト0点のまくとには。
それだけでは終わらなかった。
—時は進み、体育の時間。
先生「今日はクラス内で、チームを組んで試合をする」
体育の今回の授業はバスケの試合。
まくとは、のーる、ありすと同じチームだった。
まくとは、走ること以外は何一つ能がない。
完全に外れゴマとしての扱われようだ。
のーるも、スポーツは苦手のため、あまりパスが回ってこない。
一方ありすは。
ありす「っは!!」
軽快なステップで、相手のブロックを躱し。
ありす「よし!」
綺麗なスリーポイントシュートが決まる。
神だ。
点差は広がっていく。
攻守ともに完璧な立ち回り。
ゲーム終了。
結果は言うまでもない。
ありす「やった♪」
ありすは、チームメイトとハイタッチを交わす。
そして、隅にいたまくとに駆け寄り…
ありす「やったね♪まくと」
まくと「う…うん」
ハイタッチを交わす。
まくとは特に何もしていないが…
ありす「のーるも凄かったよ♪」
のーる「あ…ありがとうございます」
のーるともハイタッチを交わす。
そして、まくとに向き直り、手を握る。
ありす「ほら、教室戻ろ♪」
まくと「う…うん。のる兄も行こう?」
のーる「はい」
―――とこんな感じで、何においても万能なありす。
その凄さは、一日であっという間に学校中で噂になった。
—放課後、それはあっという間に訪れた。
いつもの日常が、ガラッと変わったからだろうか。
のーる「まくとさん、帰りましょう」
まくと「うん」
ありす「ちょっと~、仲間外れにしないで。私も一緒に帰る」
すると
バンッ!!
ゆばき「おい、赤村いるか~?」
学校のチャラチャラ不良ゆばきがやってきた。
ゆばきは、まくとを見つけると、ずかずかと教室に入っていく。
周りの生徒はみんな自然と道を開ける。
彼の威圧感は、誰も寄せ付けない。
まくとは、別だが。
ゆばきは、まくとの前にやってくる。
まくとは何か言おうとしたが、その前に前に人影が現れる。
ありすだ。
ありす「…」
まくとは、無言でゆばきを見つめていた。
ゆばき「なんだよお前…」
ゆばきは、睨みつけたが、その目は見惚れる目に変わった。
ありすのスタイルの良さと美人な顔には、ゆばきも思わず見惚れてしまった。
態度が変わる。
ゆばき「お前、あの噂のありすか。まあまあ可愛いじゃん。どう?俺の彼女なってみない?」
相変わらずのチャラ男。
初対面で告白とは。
しかし、ありすは全く聞いていなかった。
ありす「それより、赤村って言ってたけど、まくとに用?何の用?」
笑顔で尋ねるその目は笑っているようで、笑っていなかった。
ゆばき「別に、金を貰いに—」
ゆばきが言い終わる前に、ゆばきは吹っ飛ばされていた。
廊下にたたき出され、目を回していた。
ありす「よし、帰ろっか♪」
ありすは、笑顔でそう言った。
その顔は、先程とは違い、素の笑顔だった。
この日、まくとはありすの新しいを知ったのだった。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
最近は読んでいただける人が増えていて、すごいモチベアップになってます。
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次回もどうかよろしくお願いします。




