遊ぼーぜ!
どうも、にぃです。
今日も元気に頑張ります。
本編スタートです。
お菓子作りが終了した、次の日の休日。
ピンポーン
呼び鈴が鳴った。
ありす「誰だろう?今出ま~す!」
ありすは、玄関に向かい扉を開けた。
ガチャっと扉を開ける。
すると、ありすはすっとんきょうのような声を上げる。
ありす「あれ、まゆちゃん!?」
まゆ「よっ、ありす。暇だから来たぜ!」
扉の先にいたのはまゆだった。
まゆ。
かなり男気勝りなありすの女子友達。
容姿、一人称、性格から一見男子と間違えがちだが列記とした女子である。
つい最近まで、まくとは男子と勘違いをし、一方的にライバル心をむき出しにしていた相手である。
まくとは、驚いて玄関へ。
まゆ「おっ、よっ、まくと!」
まゆは、元気よく挨拶する。
さらに、そこに母がやってきた。
母「あら、友達?こんにちは♪」
まゆ「あっ、こんにちは。河野まゆって言います」
まゆは、自己紹介をする。
母「ふふっ♪可愛い子ね」
まゆ「か…かわっ!?…いくは…ねぇけど…」
まゆは、可愛いと言われて顔を赤くさせる。
まくと「あ…あの、ずっと勘違いしてました。それで、ずっと強く当たってすみませんでした」
まくとは、以前のことについて謝る。
まゆ「あぁ、別にいいよ。対抗心向けられるのは嫌じゃねぇしな。それに、そのときのアンタ結構面白かったしな。見てて退屈しなかった」
強い女子だ。
まゆ「あと、俺に敬語はなし!ライバル視してた時とか普通にしゃべってたしな」
まくと「あれは…その…ライバルだったからっていうか…」
まゆ「だから何だよ。俺は無理に敬語で話される方が迷惑なんだよ」
まくと「わ…わかったよ」
まゆの迫力に押されて、まくとは頷いた。
まゆ「で、遊びに来たけど暇か?」
まゆは、問いかける。
ありす「うん♪大丈夫。何する?家で遊ぶ?」
まゆは、首を振る。
まゆ「いや、中で遊ぶのはつまんねぇ。こういうときは、外で遊ぶんだよ」
ありす「まゆちゃんらしいね。じゃあ外で遊ぼう♪まくともね♪」
突然指名をされて、まくとは驚く。
まくと「えっ?僕はいいよ。二人で行ってきたら…」
まくとは、遠慮しながら言ったが。
まゆ「あっ?何か不満でもあんのかっ?」
まくと「な、ないです。行きます」
まゆの気迫に押され、まくとも行くことになった。
やってきたのは、体を動かすのにぴったりなスポーツセンター。
ありす「わぁ!大きい!」
小学生ぐらいの感想だった。
無邪気な感想。
まゆ「やっぱ、体動かすのが一番だろ。バスケのリベンジも兼ねてな」
ありす「んふふ♪負けないよ~」
乗り気な女子二人に比べて、まくとはどんよりとした顔。
まくと「運動、苦手」
まくとはそう言う。
最もまくとは、運動能力は走ること以外全く持ってない。
全く。
全くだ。
まゆ「けっ!男子なのに情けねぇな!鍛えんぞ!」
そして、まくとは引きずられながらスポーツセンターの中へと入っていった。
スポーツセンターに入り、受付へ。
三人は、アリーナの一面を貸し切ることに。
料金は、二時間使用で六千円。
まゆ「俺が出す。誘った側だしな」
ありす「ありがとう♪」
そして。
まゆ「っしゃ!リベンジ行くぞ!」
ありす「ふふっ♪お手柔らかにね♪」
まゆ「それは、こっちのセリフだろうが!」
二人のバスケリベンジ戦が始まった。
まゆが、俊敏さを生かしありすを翻弄する。
まゆ「へっ!俺のステップについてこれるか!?」
ありす「ふふん♪隙あり!」
ありすは、一瞬の隙を見計らってボールを奪い、そのまま走り出す。
まゆ「あっ!ちょっ!この…!」
まゆは、急いで守りにつく。
足の速さは中々のものだ。
すぐさま、ありすの前に立ちはだかる。
ありす「わぁ!足速い。まくとみたい」
まゆ「あんなヒョロヒョロ野郎と一緒にすんな!」
まくとにグサッと刺さる。
ありす「それは、ちょっと聞き捨てならないな~?」
ありすの目が光る。
まゆ「あっ、やば…」
ありすの逆鱗に触れてしまった。
ありす「…」
シュッ!
まゆ「は…速っ!」
雷のようなスピードで、駆け抜け、ダンクシュート!
がんっ!
まゆは、唖然としていた。
今目の前で、ダンクシュートを決めた女子がいるのだ。
まゆ「マジ…?バスケ部入ってくんねぇ?」
その後も、快進撃は止まらなかった。
まゆのブロックは、目にも止まらないスピードで躱され、スピードを配慮し距離を取れば、スリーポイントシュート。
完全に弄ばれ、一点も取れずに試合は終了した。
まゆ「はぁ…ホント、バスケ部としてのプライドが潰れた」
まゆは、完全に不貞腐れている。
ありす「ふふっ♪まくとの悪口はダメだよ?」
まゆ「仕打ちが、大きすぎね?ホント、まくと大好きだな」
ありす「もっちろん♪…ってあれ?まくとは…?」
いつの間にか、まくとの姿が消えていた。
まゆ「アイツ、退屈だからって帰ったな…」
ありす「いや、そんなことしないよ。…嫌な予感がする」
一方その頃、まくとはというと。
謎の男「なぁ?お前、金持ってる?ちょっと貸してくんね?」
…また、絡まれている。
こういうところは、いつも通りだ。
まくと「いや…えっと…?」
まくとは、しどろもどろになっており、断れていない。
謎の男「ほら、さっさと…」
ドゴォ!!
一瞬だった。
風のようなスピードで、何かが飛んできて、男が吹っ飛ばされた。
ありす「まくと、大丈夫?」
正体は言うまでもなく、ありすだった。
ありすは、いつもの通りの顔でまくとに抱きついた。
まくと「だ…大丈夫」
まくとは、ありすに閉じ込められながらも、そう言った。
まゆが追いついた。
まゆ「はぁ…ホント、ゆばきの時といい、すぐに変なのに捕まるな…」
ため息交じりにそうつぶやいた。
まくと「あ…ありがとう、お姉ちゃん」
ありす「お礼はいらないよ♪でも、勝手にどっか行っちゃったからお仕置きかな?」
まくと「えっ?」
ありす「時間になるまで、筋トレしていっぱい鍛えるよ~♪」
まくと「え~!?」
こうして、ありすの鬼特訓にまくとは約三十分付き合わされたのだった。
まゆ「アイツ、まぁまぁ鬼だな…」
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに。




