第六話 孤疾卿(こしつきょう)
今回は近都海ちゃんの一人称じゃなくて、語り手がいるタイプの文構成になってます。
魔王軍第八前線基地、本部テントにて。
二角の兵士『こちらが便りです。』
ライジュ『ありがとう。』
ーーーーーーーー魔王軍軍事命令書ーーーーーーーー
一、兵を率い、西南西の敵野営地を強襲せよ。
二、援軍二百を送るため、受け入れの体制を整えろ。
三、援軍を用い、基地の建設を急務とせよ。
四、孤疾卿の任務を補助せよ。
五、定例会には来い。部下を困らせるな。
魔王軍第三席 バーン・オルトニルハ
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ライジュ『うん。孤疾卿、ハルはどこ?』
二角の兵士『孤疾卿はそこら辺を散歩してくると出ていきました。』
ライジュ『そう。帰ってきたらまた知らせて。あと、明日、この一番の奴片付けに行くから、ラスラン小隊長 (二角の兵士のこと) は、援軍の受け入れ準備整えといて。』
ラスラン『了解いたしました。』
突然金切り声に近い叫び声が基地全体に響き渡る。
『きゃああああああああああーーー!!!!』
ライジュ (海ちゃんの声だ、、、!)
ライジュは本部テントを飛び出し、海のいるテントにかける。
ライジュ『大丈夫!?海!!』
海は白目をむいて倒れており、その様子を慌てながら焼死体を被る男が傍観していた。
ライジュ『ハル。殺すね。』
ハルステリウル (焼死体を被る男)『ラ、ライジュさん!?勘弁してください〜。ちょっと脅かそうとしただけなんすよぉ〜。』
孤疾卿 ハルステリウル・ヨルメリテオルハイン
魔王軍精鋭部隊の透明人種。バレリーナの焼死体 という魔道具を身につけているおかげで、重力を無視してあらゆる場所を歩くことができる。
ライジュ『ハル。治癒魔法使えるでしょ。海ちゃん治して。』
ハルステリウル『うっす!治癒魔法 軽治癒』
海の身体が淡い光に包まれる。海は徐々に意識を取り戻す。
近都海『はっ!いってぇ、、、。何が、、、ってギャー!!!』
海は再びハルステリウルの姿に驚愕する。そんな彼女をライジュが妹を愛でる姉が如くだき抱える。
ライジュ『海ちゃん大丈夫大丈夫、、、。ハル!あんた海ちゃんを怖がらせないで!』
ハルステリウル『ラ、ライジュさんが、、、他人を、、、愛でてる!?』
ライジュ『他人じゃなくて妹です。』
近都海『妹じゃないです、、、。』
一泊おいて、
ハルステリウル『改めまして、ハルステリウル・ヨルメリテオルハインと申します。いきなり驚かしてごめんね。』
近都海『こちらこそ、、、。驚いてすい、ませんではないか。近都 海です。よろしくお願いします。』
ハルステリウル『礼儀正しい子ですねぇ!っでなんで人間がいるんですかライジュさん。』
ライジュ『悪いか?』
ハルステリウル『いやっ (裏声)、俺は全然そんなことないんですけど、魔王様やそれこそバーンさんがなんて言うか、、、。』
ライジュ『認めないなら殺すからって言っといて。』
ハルステリウル『自分で言って下さいよぉ〜。どうせ定例会で会うんですから。』
近都海 (本当に私大丈夫かな、、、。)
作品を読んでいただきまありがとうございます!
語り手いるパターンの文どうでしたか?どちらが読みやすいかまた教えてくれるとありがたいです。
次回 西南西の野営地
よろしくお願いいたします。




