第三話 庇護対象
楽しんで見て言っていただけると幸いです!
近都海『魔族って、、、?』
ライジュ『まぁ、正確には亜人だけど、、、。人間にとっちゃ一緒でしょ?』
彼女は笑う。
ライジュ『海ちゃんってどこの子?魔王国の国境、しかもこんな大樹海の奥に一人なんて、、、。お姉さん不思議だよ。』
近都海『えっ、あっ、私、、、。日本、、、って知ってる訳ないですよね、、、。』
ライジュ『聞いたことないわ。ごめんね。』
確証したくなかったが、やはりここは異世界のようだ。
近都海『私っ!、、、私、異世界から来たって言ったら、どうしますか、、、?』
恐る恐る聞いてみる。
ライジュ『ぷふぁっ!あははははは!!!』
彼女は笑った。
近都海『ひっ、酷いですよぉー』
ライジュ『はぁーー、ごめんごめん。あまりに浮世離れしたことを言うもんだから、つい。』
ライジュ『まぁ、身寄りがないって事なんだったら、私に着いてくる?』
近都海『いいんですか!』
ライジュ『いいよいいよ!』
近都海『でも魔族って、』
ライジュ『大丈夫大丈夫!私魔王軍の大幹部ぞ。権力権力!』
近都海『えぇーー、、、。』
とにかく一安心だ。こんなにも早く、しかもこんな優しい感じの人(?)に出会えるなんて。しかし、当然の疑問が私の頭を殴る。彼女の優しさをいたく怪しく感じてしまう。我慢できず私は彼女に問う。
近都海『どうして、どうしてそんなにしてくれるんですか?よく分かんないけど、魔族?にとって、人間てあんまり都合のいいものではないんでしょう?』
彼女は腕を組み、顎に手を添える。
ライジュ『う〜ん、なんでだろう。どうも目が離せないというか、優しくしてやりたくなるというか、守ってやりたくなるというか、、、。』
彼女は はっ!っとしたような仕草を取るとこちらを向き、また優しく微笑む。一度引いたはずの陽光が再び彼女を照らす。
ライジュ『庇護欲、かな。』
視界が晴れる。というか今まで曇っていたことにようやく気づかされる。
近都海『いっ、いきなり母親気取りですか。』
ライジュ『えー、せっかくならお姉ちゃんがいいんだけど。』
明らかな照れ隠し、自分でも情けなく思う。しかし、妙に温かく感じられる。心が。
こんな素人作品を見ていってくれてありがとうございます!次話も読んでいってもらえると幸いです。
次回 第四話 魔王軍第八前線基地




