第二話 出会い
楽しんで読んでいってください!
汗ばみ、震える。頭部の血がぐんぐん引いていくのが伝わってくる。私は今、それの有する六つの瞳、それぞれをしかと捉え、また同時に逃れる術を探していた。岩盤色のそれは一歩、また一歩と私に迫ってくる。その所作は、見た目に反しえらく上品に見えた。
駆け出す。
森側から現れたそれに、私は何も考えず背を向けて走り出す。ただ、当然正面は崖。私をまた、浮遊感が襲う。崖下に生える針葉樹の五倍はあろうか、私はショックにより、空中で気を失う。
ホタルは主人の必死をようやく悟る。そのしなやかな身体を強く唸らせる。体長は初めの倍にまで引き伸ばされた。伸びた身体を主人の右腕、胴、大腿、の順に絡ませていく。釣り上げられた彼女は、緩やかに、崖下にの森に落ちていく。怪物は追っては来なかった。再び彼女は、地べたに横たわる。
足音が迫る。力強い足跡が、、、。
私は風の匂いに意識を覚ます。そして、私は今、何かに頭をかけて寝ていることに気がついた。目をそっと開く。
薄い肌、微笑む口、白地に黒鉄のツバのニュースボーイ・キャップ。そして最も目を引くのは、虹色に輝く瞳孔と、左目を覆う眼帯。私はその女性の膝の上にいるらしかった。女性は優しく私に微笑む。美しいと、宝石のようだと思えた。
近都海『誰、、、?』
不意であまりに弱々しい声だった。
そして女性は更に微笑む。
???『私はライジュ、ライジュ・ラインベルト。』
日が差し込む。彼女はまた、宝石のような煌めきに包まれる。
ライジュ『君は?』
近都海『えっ、あっ、私は、、、。私は、近都海っていいす、、、。』
ライジュ『そう。』
私は起き上がり、ライジュさんの横に座り直す。
ライジュ『どうして倒れてたの?寝てたって訳でもなさそうに見えたけど。』
近都海『あれっ、そういえば、、、。崖から落ちたはずなのに。なんで、、、。』
ホタル『キュイィ、キュ!』
近都海『ホタル、あんたが助けてくれたの?ありがと。』
はっ!? ふと思い出す。六つ目の怪物。
近都海『ライジュさん!さっき私、怪物に襲われて、逃げ、ない、と、、、。』
私はようやく気がついた。彼女、ライジュ・ラインベルトは先程の怪物を更に大きく上回る、気配を備えていることに。
近都海『ライ、ジュ、、、さん。あなたって、一体、、、。』
再び彼女は微笑む。
ライジュ『九天王。魔王軍大魔九天王四席、ライジュ・ラインベルト。こわーい魔族だぞーっなんちゃって。』
やっぱボリューム感っていうか、難しいですね。一時間書いてこの量って遅いんでしょうか。これからもコツコツ書いていきます!頑張ります!




