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異世界はつらいよ~転生勇者放浪記~  作者: 花京
第五章 亜人共和国ルゼリア編
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第十一話 依頼探しはつらいよ①

「さて、魔王を探すと言ってもな。トラジロウそこ邪魔だ。見えん」

「おっと悪い。何の当てもないからな。リラ、これ何か、どうだ」

「“ダンジョンからの遺物回収”、ちょっとしばらくは、いい、かな」

「しばらくはこの街で依頼を熟しつつ、情報収集するのがいいかもな」


「俺はもっこり美女とお近づきに成れればそれでいい。あ痛、リラ足踏むな」


「トラジロウ、これ何かどう?」

「え~と、“グレートホーン”、これなんて読むの?」

「“討伐”だよ。あれ、トラジロウ文字読めないの?」

「トラジロウ、まだ文字は読めないのか」

「教えてくれてるのに悪いな。まだ名前くらいはって感じだな」

「なかなか、時間も取れなかったしな。リラこれ何かどうだ?」

「“商隊の護衛”、結構日数がかかるけど、どうする?シド」

「“往復一か月”か、確かに長いな。トラジロウどう思う?」


「だから俺はもっこり、……痛いって、リラ。足踏むなよ」


「もうトラジロウもちゃんと考えてよね。シド、その上の取ってくれる?」

「よっと、これだな。“息子の剣術指南募集”、こんなのまであるんだな」

「トラジロウ、これなら出来るんじゃない?」

「俺のは自己流だしなぁ。ちょっと人に教えられるもんでも無いなぁ」

「依頼主は“マダム・カーリー”だって」


「よし、息子君の為、涙を呑んでしごくとしようか。ってリラ、痛いんだって」


「なかなか都合のいい依頼というのは無いものだな。どうする?」

「ううん、ボルカンさんの報酬ももらったばかりだし、また探しにこようよ」


「おっと、もうこんな時間か。日が陰って来たな」


「なら、酒にしよう、酒。英気を養おうぜ!ぱぁっとな」

「もう、飲みすぎないでよ、トラジロウ。底無しなんだから」

「分かってるよ、もう。“オカン”はうるさいからなぁ」

「ホントに分かってるの?トラジロウはもう」

「焦る必要はないか。酒場で今後の方針を詰めるとしようか」


「よーし、じゃぁ行くぞ!目指せ、大宴会会場へ!」


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