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弟好きのイカれたお姉ちゃんは好きですか? 〜親が再婚した結果、学園の女神様と姉弟になるも、姉からの溺愛が止まらない件〜  作者: いちごモンブラン
第二章 お姉ちゃんと弟君の仁義無き戦い!

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16/21

第16話 お姉ちゃんが好きなのは弟として? それとも……


  一方その頃、2年生の教室では――――


 「おはよう〜。」


 「おはよう、渚。どした? やけに疲れてるじゃん。」


 教室に入ると、友人である櫻木香織が声を掛けてきた。


 「夜更かしでもした? 美容の大敵ぞ?」


 「夜更かしの方がまだ平気だよ〜。」


 「本当に大丈夫? なんかあったの?」


 「実は………。」



 「なるほどなるほど。」


 私は事の顛末を話す。


 「確かに…、弟君と二人きりは不味いね。色々と。」


 「嬉しいんだけど〜! どう接すれば良いか分かんないよ〜。」


 少し前なら、この事実はとても喜ばしい事として消化できただろう。


 しかし、今の私はとても不安定な状態にある。隆君との夜は何が起こるか分からない。


 「まさかあんたが恋愛関係で悩む事があるなんて、想像すら出来なかったよ。」


 香織は笑顔を浮かべながら、1限目の準備をしていた。


 「もう…! ちゃんと聴いてよ! 私にとって重要なのに。」


 「はは、悩め悩め。今まで散々、モテてきた奴の泣き言は気持ちいいね〜。」


 「そんな事言ってると香織が恋愛相談をする時、聴いてあげないよ?」


 私は香織の机から筆入れを取り上げた。


 「私が? あんたに? ナイナイ。」


 ヘラヘラしながら、奪われる。


 「私が一度でもあんたに恋愛相談した事ないでよ? 戦力にならないからよ。」


 キッパリ言われた。少し悔しい。


 「今のあんたはお姉ちゃんと女の狭間で揺れ動いている波みたいなものなの。自分で考えなきゃ意味ないない。」


 「確かに…一理はある。」


 「あんたから見て、弟君はどうなの?」


 「それは…可愛いくて、ちょっと不貞腐れるとこもまたチャーミングな弟君だよ。…けど…。」


 「けど?」


 私は言葉に詰まった。それ以外の感情も最近は見出している。


 「最近はちょっと…カッコイイなとか、男の子なんだなって、思ったりしたりして…。」


 (私は顔はきっとすんごく紅くなってるんだろうな。)

 

 「それって普通に好きなんじゃないの?知らんけど。」


 バッサリと香織は言い切った。


 「やっぱりそうなのかな…?」


 「さぁ…、コレばかりは当人の気持ちだからね、聴いている限りではそうだけど…。」


 香織は言葉を濁した。


 「あんたの場合、弟だと思ってても、恋愛感情持ってそうだから…、常人には本当に分からない。」


 「私の事、どういう風に観てんのよ!」


 「言葉を選ぶと…、モンスター?」


 「選んでないじゃない!?」


 「取り敢えず、どっちに転ぶかはあんた次第って事ね。告白されてから、特に進展は無いんでしょ?」 


 「無いけど…さぁ。」


 「数日経って、それなら大丈夫じゃない? あんたから変な事をしない限り。」


 「変な事って何よ。私はそんな…、あっ…。」


 思い当たる節がある。思いっきり…。


 「その様子だと、なんかしたわね…。どれ、お姉さんに話してみなさい。」


 「えっとね、その…告白された時に…、弾みでほっぺにキスを少々…。」


 「あちゃー。」

 

 香織は頭を抱えている。翌々考えてみると、何であんな事を…。


 「なんであんたはそんなにブレーキが無いの! 弟君、かわいそ。」


 「隆君だからいいの! 特別なんだから!」


 (それを恋って言うんじゃないんですかね…。)


 「もうこの話、おしまい! 私も授業の準備しなきゃ!」


 おもむろに鞄から教科書を取り出した。最初の授業は確か…、ん?


 「隆君からメッセージだ。なになに?」


 《今日、家で勉強会をやる事になりました。先輩は如何でしょうか?》


 「弟君から?」


 私の携帯を肩越しから香織が覗いていた。


 「そうみたい。勉強会の約束してたのすっかり忘れてたな。」


 《大丈夫だよ! 今日は父さんも母さんもいないから少し遅くなっても平気だね。》 


 「これでよし!」


 「良かったじゃない。一先ずは。」


 「うるさいな…!」


 


 「おっ! 先輩からだ。大丈夫そうだって。」


 俺は先輩からのメッセージを皆に伝える。


 「やった〜!!」


 そういえば…、弁当の一件で赤井には、先輩との関係がバレた。

 まぁ〜、バレたっていうか、吐かされたんだけど…。


 「じゃあ、今日の放課後で決定だな。」


 「そういえば、佐助は来るの初めてだったな。」


 「そういやそうだな。高校生にもなったらあんま友達んちで集まる事も減るだろ。」


 「それもそうか。でも、俺の部屋に招くのなんか恥ずかしな…。」


 「広瀬君のお部屋…。」


 「どうした委員長? やけに強張って?」


 「そんな事無いよ!」


 なんか委員長だけ凄く緊張している気がするが…、まぁー気の所為だろう。


 「あんまり綺麗じゃ…、ん? またメッセージだ。」

 

 《みんなお夕飯はどうするの? よかったら食べて行かない?》


 「喜べお前達! 先輩の手料理が食べられるぞ!」


 「うひょー、マジかよ! ついてる!」


 「迷惑じゃないかな?」


 「大丈夫だよ。先輩が言ってるんだし。」


 「風街先輩のりょ〜り。食べてみたかったんだよね。」


 みんな乗り気の様だ。俺は改めて、メッセージを送った。


 そして放課後となり―――――


 「すまん! 用事で行けなくなったわ。実は…。」


 佐助が離脱。どうやら家でトラブルがあったらしい。


 「俺の分も勉強会、頑張ってくれ!」


 「そう言われるとあれだな…。じゃあ、また明日な。」


 「おう! 先輩の料理食べたかったぜ。」


 そう言い残すと佐助は風の様に教室から去っていった。


 「それじゃ、行きますか。いざ、マイホーム!」


 「お〜!!」


 よく考えると、全員、女子だけだな…。まぁ〜、別に良いか!!(特大フラグ)



いつも応援ありがとうございます!

この土・日・月(祝)の3連休は、

【12:00】と【18:30】の「1日2話更新」でお届けします!

よろしくお願いします!!

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