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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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第72話 学生服で入ると不味いらしい

(今日も友人とJリーグ談義に花が咲いたよ……)


 という試合前日の金曜日、

 学校が終わって校門から出た最初の曲がり角で、

 やっぱり待ち受けていた社用車、運転は凪さんだ。


「はいはい乗れば良いんですよね」


 半ば諦めで自分から入る、

 助手席を開けようとしたら後ろを指示された、

 乗ると着替えが、いやもちろんシャツとGパンだけね。


「なんですかこの、胸に『東京直行』て書いてある青いTシャツは、しかも横に飛行機マーク」

「佐藤さんがネットで買ったのよ、お揃いで、ペアルックだそうよ」「また変なのを、しかも今度は僕を巻き込んで!」

「今から行く所は学生服は不味いから、そこで着替えて」「別に良いですけど、いったいどこへ」「行けばわかるから」


 いかがわしい場所じゃないよね?

 シートベルト締めなきゃいけないから、

 さっさと着替えちゃ……通りすがりのクラスメイト(女子)と目が合っちゃった。


(なんでこんな時に限って、凪さんメイド服じゃないんだよう)


 まあいいか下半身は見えて無いだろうし。


「……んしょ、着替え終わりました、締めてっと」

「少し距離がありますので」「いったいどこへ拉致るんですか」

「個室です」「えええ」「安心して下さい、私だけじゃありませんから」


 移動中に今朝のことを話す。


「そうですか、ランジェリータイムですか」

「えっ、突っ込む所って、そこ?!」「涼一さんはご興味は」

「いや興味も何も、お酒呑めないっていうか呑んじゃいけない年齢だし」


 ただ、そういう世界があるんだなあ、と。


「性に乱れた女性はお嫌いですか」

「なんとなく、そのレベルまでは行ってない気がする、下着で踊る程度じゃ」

「そうですか」「僕がまだ子供過ぎて、そういうのはなんていうか、話題にするのも早いっていうか」


 そりゃあ、まったく興味が無い訳じゃないけど、

 婚約者達の前で少しでもそういったのに前向きな言葉が出ると、

 お風呂上がりに部屋に戻るとみんな揃って下着姿で踊っていそうで嫌だ。


(そこまで行くと、痛々しい)


 いや妄想が過ぎるか。


「でもまあ昔、Jリーグの試合でサンバダンサーの方々が踊っていたのは、見た事が」

「ご感想は」「いや、試合を盛り上げに来てくれて良かったなあって、いうくらいかな」

「そういえば橋本さんのポールダンスは」「1度見せて貰ったけど、うん、あっ僕1人でじゃないよ」


 とまあ謎の言い訳を。


「佐藤さんは若くて人気だったようですので、アフター営業とかはしてなかったのでしょうね」

「ええっとそれってどういう」「お客様を繋ぎとめるため、また指名して貰うためにデートとか」

「あー、フリーどうこう言ってたのに関係ある話かな」「辞めたら会うのもお金がかからないと思ったのでしょう」


 逆に言うと会うのにお金使ってたと。


「愛人契約、月20万円でどうだって」

「佐藤さんにしてみれば今の月収の、十分の一ですね」

「断ってました」「週1として1回4~5万円でしょうか」「回って!」


 まあもちろん『愛人』なんだから、

 する事はする関係なんだろうねっと。


「来週、待ち伏せされてたら嫌だから登校は車って手もあるかなあって」

「もしくは行きではなく帰りの先導のみにして貰うというのは、いかがでしょう」

「そもそも先導って、要る?」「婚約者との貴重な時間です」「主目的は、そっちかあ」


 そう割り切られると、

 納得するしかないっていう。

 などと話しているうちに大きい駅の近くに。


「ここに止めましょう」

「駐車料金、たっか!」

「こちらです」「あっ、猫の看板!」


 猫カフェかあ。


「事前予約してあります」

「凄いね」「先に個室で待っているそうですよ」


 お店で手続きして、

 個室に入ると中は広々、

 高さもあって猫も多い、ってその中央には!!


「あ~、涼一さ~ん」

「れいさん、猫パーカーですか!」

「これなら毛がついても~、安心です~」


 だからか、

 学生服が猫の毛だらけにならないよう、

 着替えさせられた訳だあ、って足元に猫が寄って来た!


「涼一くん、今更ながら猫アレルギーとか無いわよね?」

「凪さん入ってから聞くんですか、もちろん無いですけれども」

「では遊びましょう」「あ、猫じゃらし!」「おやつは~、有料ですよ~」


 ということで金曜夕方は、

 にゃんこフォーバーでした!!

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