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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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第70話 アメリカンな起こし方らしい

 ♪デレデレッデレデレッ

 ♪デレデレッ デレデレーレー


「んっ?! な、なんだなんだ」

「HEYリョーイチ good morning japan!」

「あっケイさんおはよう、なにこの曲」「昔のアメリカンドラマのopening themeラシイデス!」


 それをスマホで耳元で……

 ケイさんによるアメリカンな起こし方らしい、

 目を擦って見るとTシャツ姿、胸に『Getting ready for married life』て書いてある。


(出たな、謎の英語つづりTシャツ!)


 あえてスルーしよう、

 なぜなら膨らみを凝視することになるから!

 いやほんとケイさんもケイさんでナイスバディなんですよ特に太もも。


「今日は遅めに起こしましたカラ、もう朝食が出来てマース!」

「じゃあみんな待たせてるんだ、今日の当番は、えみとさんだっけ」

「昼食お弁当係のキョーカと一緒に作って、マシタ、ちゃんこ鍋とcurryデース!」「朝から重いなあ」


 起き上がると有無を言わさず頬にキスが!


「モーニングKISS!」

「あ、はい、挨拶ですものね」

「ハンノーが薄いdeath!」「まだ寝ぼけてるかも」


 さすがに唇に来たら逃亡する、

 などと思いながらケイさんについて部屋を出る、

 あっ、Tシャツ背中上部に『花嫁修業中』って書いてあるや。


(胸の英語はそういう意味だよな多分)


 ということで美味しい匂いのダイニングへ、

 鍋とカレーだとやっぱカレーの匂いが勝っちゃうな、

 えみとさんと景香お姉ちゃんが、なぜか割烹着かっぽうぎで待っていてくれた。


「ふふ、おはよう涼一君」

「おはよう涼一、橋本さんと一緒に作っちゃった」

「うんみんなおはよう、ってお待たせ、さあ食べよう」


 ちゃんこをよそってくれるえみとさん、

 皿の上のライスにカレーをかけてくれる景香お姉ちゃん、

 お茶を注いでくれるケイさん、でも水も欲しいなと思っただけで持ってきてきれた陽菜ちゃん。


(すげえな、やっぱり前のメイドと色んな意味でランクアップしている)


 いや情念が加わるのをランクアップって言って良いのかどうかはともかく。


「では、いっただっきまーす」

「「「「「「いただきます」」」」」」


 みんなで一緒に同時に食べる、

 やはりここはメイドじゃなく母であり姉であり家族だ、

 そういえば前の屋敷で、最後の最後にメイド達と集合写真を撮ったっけ。


「あの、凪さん」「何かしら」

「今日は眼鏡じゃないんですね」

「ええ、メイド服でもないけれど」


 それでも良い感じの私服だ。


「みんなメイド服を持っているんですよね?」

「ええ、私は予備もあるわ、メイド長ですもの」

「ああ、故・メイド長の」「今はリーブルヴィルだそうよ」「それどこおおおおお?!?!」


 ってそんな話はさておき。


「MEは3種類持ってマース」

「うん、アメリカンメイドは見た、あとウチのと、もうひとつは?」

「ベッド用デース」「あっ」「night play用デスネー」「それはまだ、うん」


 早いね、色んな意味で。


「陽菜さんは」「お子様メイドとか言ったら関節技かけるわよ」

「な、何をキメるつもりなんですか」「だいしゅきホールドって知ってる?」

「あれって間接技なんですか?!」「恥ずかし固めっていうのもあるわね」「あっ聞いた事ある」


 どうしよう陽菜ちゃん、

 これで腹筋割れてたりしたら。


「れいさんは」「もちろんありますが~、あれですか~?」

「あれって?」「胸を張ると~、ボタンが前へ弾かれるタイプが良いとか~」

「何その爆乳あるあるみたいなの、しかもあれってわざとじゃないですよねー?!」


 やっぱりアニメ好きだけあるなあ、

 ウチのメイド服って胸にボタンあったっけ?

 無いから言っているのか、そういうのも造りましょうかって。


「えみとさんは」「ふふ、もちろんあるわよ」

「セクシーそうですね」「なんなら執事服も造って貰おうかしら」

「あっ、そういうのも」「高校時代、学園祭で男装喫茶をやったわ」


 よくよく見ると、

 そっち方面もアリな女性なのか、

 確かに男役で女性にわーきゃー言われそうな素質はありそう。


「景香お姉ちゃん、もう頼んだ?」

「ええ、野沢さんに造って貰っている最中だけど」

「来週月曜には~、出来ますね~、お待ち下さい~」「ちゃんと経費でね」「はい~」


 ウチの、遠藤家のメイドコスチュームだからね。


「ええっと、一応、メイドと僕の集合写真を1枚撮っておきたいんだ」

「かしこありました坊ちゃま」「nice ideaデスネー」「じゃあリョーちゃん抱えてくれる?」「なんでー?!」

「わかりました~、撮影場所は~」「タワマン前は目立つかなあ」「ふふ、じゃあ屋上ね」「そこだ!」「涼一、ふたりきりのも撮りたいわ」


 2ショットかあ、

 その時は陽菜ちゃんを抱えても良いかな。


「それともう一件、関係ないけど、ご両親と僕を会わせたい人、まだな人で誰か居る?」

「私は良いわ」「MEは妹と会いたいDeath!」「両親は?」「パパは蒸発してマ」「あっごめん」

「ウチも遠慮しておくわ、絶縁してるもの」「陽菜ちゃん、うん、無理強いはしない」「気にしないで」


 じゃあもういいのか、

 婚約者が増えない限りは。


「ていうか、海鮮ちゃんこなんですね、美味しい」

「ふふ、野菜多めよ、お肉はカレーで鶏肉を使っているから」

「涼一、カレーは? ねえ、私の作ったカレーは?」「うん、こっちもこっちで美味しい、そして懐かしい」


 小泉家の味だ。


(……そうなると『遠藤家の味』ってなんだろう)


 旧メイドの作った料理、はまた別だよな、

 今度、父さんにメールで聞いてみようかな、

 母さんの手料理、その再現って可能なんだろうか……???

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