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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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第53話 ゆっくり帰っていたら拉致られたらしい

(ふう、1人でのんびり帰宅も良いなあ)


 学校からの帰り道、

 結局、部活はピンと来るものは無かった、

 というか婚約者との仲を深め、3年かけて選ぶ事が僕にとっての部活動みたいなもの。


(ハーレム部、とでも言おうか)


 厳密にはハーレムというより、

 1対6のお見合いとでも言おうか、

 とにかく僕はそんな感じで1人で帰路へ。


「景香お姉ちゃんは、もうとっくに帰ってるんだろうなぁ……」


 ちょっと寄り道でもしたい気分、

 まだまだ学校からの帰り道だって慣れてない、

 ちょっと路地を曲がった所に意外なお店があったりして……


『ブッ、ブーッ!』


 車のクラクションが、

 と思ったらウチの社用車だ、

 いや父さんの会社ね、そして運転しているのは……!!


「涼一くん、迎えに来たわよ」

「凪さん、なんでまた」「麗ちゃんが迎えに行けないから」

「僕当番の代理ですか」「迷子にならないようにね」「いや15歳ですよ?!」


 いくら引っ越して来て間もないとはいえ、

 スマホで地図がいくらでも見れる状態でっていうか、

 僕の住んでるタワマンが余裕で見えるのですが、迷路じゃあるまいし。


「どこか寄りたかったの?」

「んーと、寄り道しようかなっと」

「じゃあ尚更、乗って」「はあ」「寄り道をしましょう」


 ということで連れて行かれた場所は、

 なぜかカラオケボックスだった、ってなんで?!


「ええっと、ここをチョイスした理由は」

「入ったこと無いの」「カラオケボックスに?!」

「だから興味があって」「どれだけお嬢様なんですか」


 ということで入る、

 いやここ本当に普通のカラオケボックスだよね、

 ほら、ラブホテルでも似たのがあるらしいし、って学生料金が明示されてるから大丈夫か。


「中はきらきらしているわね」

「そういう照明なんですよ、ミラーボール的な」

「まずはワンドリンク?」「ですね、お酒は」「運転よ」「あっそうか」


 といった感じで適当にスナックも、

 そして曲を選ぶ……どうしてもアニソンに目が行く、

 凪さんって何を歌うんだろう、ドラマの主題歌とかかな?


「まずは私が選ぶわね」

「はいっ、どうぞどうぞ」

「操作は、こうね、2曲ずつにしましょう」


 さあ、どんな曲が流れてくるか、

 凪さんの得意な歌とか思い出の曲とか?

 待っていると流れてきたのは……ってこれ最新の流行曲だ。


(しかもラブソング系)


 意外とそういうのチェックしているんだな、

 僕は普通にアニソンから、ってドリンクと食べ物が届いた、

 ホットドックもある、凪さんが頼んだのか、そうこうして綺麗な歌声の2曲が終わった、拍手拍手。


「ふう、どうだったかしら」

「良かったです、凪さん、新しい曲はチェックしてるんですね」

「今日、このためにね」「えっ」「涼一くんに聞かせるためによ」


 そのためだけに……?!


「でも普段からそういうのは」

「カラオケで涼一くんを喜ばせるために調べたの」

「それだけのために?」「それだけのために」「ま、またあ」


 ええっと僕の番、っと、

 こうなると他の婚約者が何を歌うか気になるな、

 景香お姉ちゃんの実家ではカラオケセットでおじさんが『栃木県民の歌』を熱唱してたけど。


(とか思いながらアニソン2連チャン歌い終わりました!)


 ぱちぱちと拍手してくれる凪さん。


「カラオケって意外と楽しいのね」

「あっはい、凪さん高校時代とかは」

「こういう遊び方はしなかったわね、当時の彼とは」「えっと……」


 じゃあどんな、

 とかは聞かない方が良いな。

 僕はポテトを貪る、うん、普通に美味しい。


「涼一くん、食べ過ぎないでね、佐藤さんが夕飯のハンバーグはりきって作るって言ってたから」

「あっそうか、じゃあ、ほどほどに」「次は私の番ね」「あっノリの良い曲!」「キー大丈夫かしら」


 とかなんとか言いながらも、

 ノリノリで歌い切った田中凪さん、

 歌唱力もあるとかどれだけ才女なんだよっていう。


(だからこそ、何がどうなって僕なんかの婚約者に……?!)


 そこまで踏み込むのは、

 僕が凪さんを本格的にというか、

 本気で選ぶ事を考え始めた時で良いよねっていう。


(……と、気が付けば1時間半が経過していました!)


 そろそろ帰らないと不味いかな。


「楽しかったわ涼一くん」

「もう時間ですね、凪さんの色んな歌が聴けて良かったです」

「私も涼一くんを拉致した甲斐があったわ」「えっ僕って拉致されていたんですか?!」


 まあ確かに学校帰りだもんな、

 行くにしても一旦自宅に帰って、

 私服に着替えてからの方が良かったかも?


(まあいいや、これも楽しい高校生活ってことで!)


 クラスの友達と行くのも良いかもね。


「さあ。お家に帰してあげるわね」

「はい、ハンバーグが待っていますから」

「また来ましょう」「今度も2人きりで?」「もちろんよ」


 ていうかこれ、

 実はデートだったのでは……!!

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★のポイントの方をよろしくお願い致します!!

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