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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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第45話 記念撮影は大人気らしい

「父さん、ただいま」

「改めて涼一おめでとう、時間がない、記念撮影だ」

「ですよねー、でも入学式の看板前は人気で」「そんなの後ろにちらっと入っていれば良い」


 入学式が終わり、

 式後のホームルームも終了、

 学校から出た所で父さんがそわそわして待っていた。


「では私が母親で」

「あっはい、お願いします」


 小学校の入学式以来だな、

 景香ちゃんのお母さんが母親役で立って貰うの、

 今日の入学式も保護者の所で父の隣に居た、その反対の隣は景香お姉ちゃんのお父さん。


(写真撮影はケイさんか)


 父さんが持ってきたのかな、

 大きくてゴツいの、あと隣でえみとさんがスマホ構えてる、

 親子3人風の撮影、立て看板は斜め後ろにちらっと映っていそう。


「HI! チーズ」


 2回撮影ののち、

 父さんはそのカメラを受け取った。


「ではちょっとシンガポールへ行ってくる」

「あっはい、ぎりぎりまでありがとうございます」


 社用車に乗り込む父さん、

 運転は元メイド長か、そしてさっさと行っちゃった、

 ほんっとうに時間ぎりぎりだったんだろうな、申し訳ないや。


(で、次はというと……)


 今度は景香ちゃんがご両親と。


「涼一、一緒に入らない?」

「い、いやそれはさすがに」

「えー、減るもんじゃあるしまいしぃ」


 ご両親も手招きしている、

 ここはまあ、お母さんを借りた件もあるし、

 と行くと景香お姉ちゃんが腕を組んできた、恥ずかしい。


(別のカメラを持つケイさん、これは小泉家のかな)


 そしてえみとさんも引き続きスマホで、

 ってさっきのとは違うな、あれは景香ちゃんのか、いつのまに。


「HI! ポーズ」


 今回も2回撮影、

 これで入学式の記念は良いかな、

 と思ったら陽菜ちゃんが僕を学校の方へ手招きする。


「さあ、私たちも記念撮影よ?」

「えっ、どこで」「穴場を見つけたのよ、こっちこっち」

「リョーイチ、MEも一緒に撮りたいのデース」「ふふ、私もよ」


 行くと校門前だけじゃなく、

 学校の生徒用玄関、そして学校全体の正門というか玄関にも入学式の立て看板があるな、

 やっぱり記念撮影で大人気らしい、体育館の前にもあって穴場はここかと思ったら意外と人が多い。


「ここよ、ここ」

「あっ、校庭の桜!」

「で、こんなのがあったの」「な、なんですかこれは」


 桜の木の前に立てられた、

 木のパネルで作られた桜の絵、

 そこに穴がくり抜かれて顔が出せるようになっている。


(観光客用システムのパネルだ)


 ちゃんと入学式って書いてある、

 さすがに少し恥ずかしいのか撮影する人は少ないようだ、

 穴が6つもあるな、やけに低い所にもある、妹か弟用か。


「さあ、リョーちゃん」

「はいはい、真ん中で良いんですよね」

「両側はMEデース」「ふふっ、反対側は私ね」


 低いところは当然、陽菜ちゃん。


「涼一と離れちゃったけど、私も入るわ」

「よし、じゃあ撮るぞ」「あっ、お願いします」


 景香ちゃんのお父さんがカメラで撮影、

 その隣で景香ちゃんのっぽいスマホで撮るお母さん、

 こうして桜の妖精みたいになった僕らの記念撮影も終わった。


(にしても誰だこんなの造ったやつは!)


 まあ、嫌いじゃないけど。


「じゃあ涼一、行きましょう」

「ええっと、どこへ」「このあと、私達と昼食よ」

「あっ、景香ちゃんのご両親と」「4人きりでね、行きましょ」


 こうして学校を出るともう1台の社用車が待っていた、

 運転は凪さんか、助手席に乗る僕、後ろは小泉家の3人、

 ケイさん陽菜ちゃんはママチャリとバイクがあるからね。


(えみとさんは……普通に歩いて帰るのかな)


 そこまで距離がある訳じゃないし。

 車の中で景香お姉ちゃんが僕に話しかけてくる。


「涼一、お友達は出来た?」

「うんまあ、同じJリーグチームのサポーターが3人」

「良かった」「そういう景香お姉ちゃんは」「一応ね、一緒に部活しようって」


 早速スカウトされたようなもんか。


「どこのクラブ?」

「ソフトボールに、バスケットにバレー、それぞれの子」

「3人かあ」「でも私の時間はバイトと、涼一のためにあるから」


 バックミラーで見ると、

 両隣のご両親もにこにこしてるな、

 すっかり嫁に出す気で居るのだろうか。


(ライバルが5人も居るの、承知済みなのかな)


 ということで到着したのはウチのタワマン、

 地下駐車場から降りてエレベーターで向かった先は、

 何のことはないタワマン内のレストランであった、まあここだよね。


(住民割引もあるらしいから)


 ということで、

 小泉家と改めてのランチである。

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