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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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第43話 初登校はお姉ちゃんのガード付きらしい

「おはよ~、涼一く~ん」

「あっ、れいさんおはようございます」

「ちゃんと起きられたようですね~」「はい、わざわざ心配で来てくれたんですか」


 29階にある僕のプライベート住居、

 まあ避難場所というか1人で何かしたい時用とでも言うか、

 高校初日の朝は雑念がないように? ここで起きようとわざわざ移動した。


(寝坊した時用に、れいさんが起こしに来る事にはなっていたんだけれども……)


 うん、雑念なく眠れたし起きれたんだけど、

 寝起き早々、居間に居た野沢麗のざわれいさんの爆乳にドキドキである、

 あいかえあらずエプロンが謎の力で浮いているみたいな、って朝食の良い匂いが。


「涼一くん、おはよう」

「あっ、凪さんまでこちらに、おはようございます」

「月曜の食事当番は私なので」「それでわざわざ、こっちまで」


 なんだか悪いな、

 ダイニングへ行くと僕用の朝食が、

 こういう形で1人で食べるのは中学時代を思い出される。


(そう、メイドが常時、2・3人居て世話してくれていた……)


 両サイドに凪さん、けいさんが立っていると尚更、

 とはいえメイド服では無い、田中凪たなかなぎさんはピンクの若奥様って感じの服、

 そして2人とも笑顔、おすまし顔だったメイド達とは違いなんかこう、愛情を感じる、これが違いか。


「お昼はどうする? お家で食べるの?」

「入学式は午前中だけだけど、どうしようかな」

「どっちでも良いようにしておくわね」「ありがとう凪さん」


 トーストの卵サンド美味しい、

 サラダもドレッシングが朝から心地よい酸味だし、

 オニオンスープも、あと何気にデザートのヨーグルトに蜂蜜が用意されてて嬉しい。


「それで~、学校へは何で行かれるのでしょうか~」

「いや普通に歩いて行くけど」「車で送り迎えも可能です~」

「いやそんな」「あとは~、ママチャリ使っても構いません~」「あれ、けいさんのじゃ」「社用車です~」


 会社のか、

 って登校に使うなら自分で買うよっていう、

 行動範囲を広げるため自転車買うのもアリだよね。


「じゃあ私は先に」「あっはい凪さんありがとう」


 他のみんなの朝食もあるからかな、

 出て行っちゃった、残ったのはれいさん、

 さささっと僕が食べ終わると食器を片づけ始めた。


「では~、入学式いってらしゃいませ~」

「うん、頑張ってくるよ、って何かする事あったっけ」

「入学式を受けるという作業が~」「作業かな、まあいいや」


 身支度をして、

 マンションの廊下へ出ると……!


「涼一、おはよう」

「あっ景香お姉ちゃんおはよう、待ってたんだ」

「それはもうワクワクしながら!」「インターホン押せば良いのに」「なんとなく、ね」


 まさにお姉ちゃんな笑顔の小泉景香こいずみきょうかお姉ちゃん、

 僕の亡くなった母さんの双子の姉、その娘だから僕から見たら従姉いとこなんだけど、

 栃木の農園の大家族で、3人の兄と3人の弟に挟まれて大変だったのを高校進学でウチに逃げてきた。


(制服姿、可愛いなあ)


 それでいて美人、

 ポニーテールに青いリボンって僕が誕生日にプレゼントしたやつだ、

 いやほんと健康的、農園を毎日手伝っていただけあるな、普通にモテそう。


「じゃあ、ちょっと早めに出るからゆっくり歩こう」「ええ」

「涼一く~ん、忘れ物~」「あっタワマンの入構証、ありがとう」

「いってらっしゃ~い」「こっちの掃除させてごめんね」「いえいえ~」


 ということでエレベーターに乗る、

 同乗しているサラリーマンも何気に景香お姉ちゃんに見惚れているな、

 これ、日が進むとお嬢様っぽくなったりするのだろうか、それはそれで見てみたい気も。


(ということでマンションの正面玄関から出ました!)


 今日から景香お姉ちゃんと登校かあ、

 2人っきりで……と思っていたら僕らの両側に!


「リョーイチ、ママチャリでついて行きマース」

「ケイさん、なんでわざわざ」「security guard!」

「ガードマンかあ」「それ和製英語デスネー」「じゃあSPってことで」


 と言う佐藤さとうケイさん、

 ハーフだけど生まれも育ちも日本で、

 アメリカンな物言いが混じるのはそういうキャラ付けらしい、で反対側は……


「私もバイクでついていくわ」

「陽菜ちゃん、また職務質問されるんじゃ」

「速攻で免許証見せて追いつくから大丈夫よ」


 という丸瀬陽菜まるせひなちゃん、

 小学校中学年に見える25歳なんだけど、

 普通にしているとセミロングの髪からしても子供にしか見えない。


(2人のお姉ちゃんによるガード付きかあ)


 ということで、

 初登校なんだけれども……


「ねえ涼一、腕を組む?」

「いや景香お姉ちゃん、それはさすがに」

「じゃあ手を」「な、なんで」「車が危ないかも」「大丈夫だって」


 ガードも付いてるし!

 ということで高校まで歩いたのだけれども、

 校門の前で待っていたのは、僕らの保護者だった。


「おお景香」「おはよう景香」

「父さん、母さん!」「入学式だから揃って来たぞ」

「涼一くん、久しぶりね」「あっはい伯母さん、ごぶさたしています」


 こっちもこっちで6年ぶりかあ、

 幼い頃、疑似母親として甘えたのが懐かしくも恥ずかしい、

 結果として小4でそれを卒業したのは正しかったかも、結果論。


「涼一」「えっ父さん、海外なんじゃ」

「次の国、シンガポールへ行く前に寄った、入学式だからな」

「わざわざそのために?!」「それで母親代わりなんだが」「ええっと、用意するって」


 父さんや景香お姉ちゃんの良心が乗って来たであろう車のドアを開ける橋本園美渡はしもとえみとさん、

 今日は運転手なんだ、あいかわらずお尻が大きい、だなんて思ってないで中から出てきた女性に僕はびっくりする、

 いや、ついこの間まで会っていた相手ではあるのだけてども、それでも着ている服がまるで違うから雰囲気が……ぺこりと僕にお辞儀してきた。


「入学おめでとうございます、涼一さま」

「はい、ありがとう、その……メイド長さん」

「先月で辞しましたので」「はい、元メイド長さん」


 なんだか凄く、

 着飾った母親って感じの姿をしている、

 彼女が父さんの用意した、母親代わりかあ……40代だっけ。


(今更、ねえ)


 と思ったら、

 元メイド長は意外な行動に出たのだった!!

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