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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 ヤベエお姉ちゃんが6人も嫁にきた!

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裏 第一章 4人目 野沢麗の感想 とりあえずセキュリティは万全!

「とりあえず~、変なのは来ていないわね~……」


 就寝前、PCで物理オフィス前の監視カメラをチェックする、

 録画した1日分を早送りで……倉庫街の外れにあるのでめったに人は来ない、

 弟のまさるが出入りする程度、たまに同僚が来る、って今日はみんなで行っていたわね。


(こんなに早く仕事先がバレたら、身内を疑う所だわ)


 実の両親にも教えていない、

 知っているのは前会社の社長くらい、

 それも場所までは言っていないので疑うなら……


「身内、同僚……まさか~、ね~」


 だったら弟がどこかでボロ出す方が可能性高そう、

 ネット通販とか会社宛で良いって言ってるのに本名書いたりとか、

 まあだらしないけど自分の置かれた立場を考えたら、ヘマはしないはず。


(弟の留守番でさえ月40万円、上級自宅警備員だわ)


 いや、あそこはオフィスよ、

 法的に住んじゃいけない区画で、

 たまたま24時間体制で警備をしているだけ!


「それを言ったら~、ここが本当のオフィスって~、セーフなのかしら~」


 自宅で働いちゃいけないって法律は無い、はず、

 まあやっている事が振り込め詐欺とかだったらアウトだけれども、

 個人事務所のお手伝い、言うなればメイドみたいなもの? とにかくストーカー対策の隠れ蓑には最高だわ。


(セキュリティも万全だし、あとは遊びに出た時の対策ね)


 今はまだ来たばかりなので早々にバレないと思いたい、

 だから涼一さんとのデートも今のうちなら色々と行けそう、

 ただ贅沢言えば同じ所に続けて2回は避けたい、我儘だけれども。


「涼一さ~ん、貴方のおかげで、とりあえずは助かってます~」


 1回お外でデートしたら、

 次の2回はこのタワマン内デートだわね、

 あと一緒にオンラインゲームデートという手もある。


(一緒に深夜アニメを観るだけでも、もう立派なおうちデートよ)


 3年間、この場所がばれなければ、

 ほとぼりも醒めるかも知れないし、

 一番手っ取り早いのは結婚してストーカーを諦めさせることかも。


「こんな形での結婚希望で~、ごめんね~涼一く~ん……」


 本当に追い詰められて、

 美容整形しようかとも思っていた私、

 でも、ありのままの姿で涼一さん、涼一くんと恋愛が出来る。


(今のところは、気が合いそうな予感!)


 まだ会って4日だけれども、

 どんな形であれ私にハマってくれれば!

 いざとなったら卑怯な手を使ってでも、でも最初はプラトニックに!


「私には~、ライバルに勝てる個性が~、いくつかありまぁ~っす!」


 と同僚には言えない宣言を呟いてみる、

 まあ見たらわかるわよねっていう、涼一くんの反応も可愛いし!

 一度私の魔の手に落ちてしまえば、後は意外と簡単かも知れない。


(ただ、そうなると涼一くんの身にも危険が……)


 そっちの可能性ももちろんある、

 本当に危なくなったらまた引っ越し……

 ここで3年間我慢出来れば、涼一くんの卒業後、海外移住という手もあるにはある。


「愛があれば~、どこへでも~……」


 ってまだ涼一くんを手に入れられた訳じゃないわ、

 ライバルは粒ぞろい、頭脳派とハーフと疑似ロリと巨尻ダンサーと幼馴染の従姉、

 みんなそれぞれ魅力があって、ふとしたタイミングで涼一くんとハマるかも知れない。


(早々に奪われたら、私と弟の立場が危うくなる可能性も……)


 遠藤さんがそんな人とは思えないけれども、

 涼一くんが『○○さんに決めたのでもう出て行って』と言ったら、

 あっさりタワマンを追い出されるということも、無くはない、ゼロでは無い。


「その時は~、いっそ愛人に立候補しようかしら~」


 とにかく今は涼一くんと仲を深めること、

 もっともっと色々と知り合いたいし、私のことも、

 遠慮なく見て欲しい、そして私を選んで欲しい、切実に。


(で、それはそれとして……)


 ひとつ考えている事があるの、

 これは涼一さんの許可が必要かも知れないけど、

 配信者としての私を復活させたい、それは素の私ではなく……


「Vチューバ―になって~、やり直したいかも~」


 そのときは、

 名前を涼一くんに考えて貰いましょう!

 素顔を知っているのは愛する恋人だけ、みたいな。

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