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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 ヤベエお姉ちゃんが6人も嫁にきた!

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裏 第一章 3人目 丸瀬陽菜の感想 思ってたよりも良い子でした!

「ふう、とりあえずは拒否反応が無くて良かったわ」


 ベッドで一安心の私、

 今日までの数日で心配していた不安は的中しなかった、

 むしろ親しみを持って接してくれている、とりあえずは及第点。


(でも、まだまだこれからなのよね)


 とりあえず最年長としての仕事、

 みんなが変にギスギスしないように、

 そして何より、リョーちゃんが居づらくならないこと。


「さすがに今夜は、下へ避難しちゃったけど……」


 あんまりぐいぐい行き過ぎるのもね、

 相手はなにせ高校生になるばかりの男の子、

 恥ずかしがるのも無理はないっっていうか、そこが可愛い。


(想像していたよりも、良い子で良かったわ)


 おそらく名目上の、表立ったリーダーみたいなのは、

 凪っちがやることになる、それに異論は無い、何せ超ハイスペック、

 とんでもない訳アリ臭はするけれども、そのあたりは今はまだいいわ。


「私はうま~く場の流れを掴んで、誘導して、スムーズに進めれば良いのよ」


 いわば陰に隠れてこの群像劇を支配する、

 特にリョーちゃんに信頼され、安全と思わせて、

 他より群を抜いて親密になり、みんなが気付けばいつのまにか正妻に納まっていた、という感じに持って行く。


(そろりそろりと、ぬるりぬるりと、まさにノーマークで)


 こういう時に私みたいな色モノ枠は便利でらくだわ、

 あんなのが選ばれる訳がないと思わせる事で嫉妬なく近づける、

 そしてリョーちゃんの懐に潜り込んで、意外な魅力をみせて行けば……


「年齢差も身長差も、気にならないってなった時点で突破口は見つけたわ」


 後は時間をかけて、

 ライバルはおろかリョーちゃんさえ気付かないうちに、

 私なしでは生きて行けないくらいの存在になってしまえば良い。


(最大のライバルは、目下やはり幼馴染のキョーちゃんね)


 ただ小4の夏に急に会わなくなったという話、

 理由は容易に想像できる、リョーちゃんが言いたがらないことから……

 おそらくトラウマレベル、解決してあげたいけど、それは私とリョーちゃんの仲がきっちり詰まってからだわ。


「使いようによっては、私の有利になる、いえ、利用しちゃいましょ」


 大人のズルい女と思われるかも知れない、

 でも成長が止まって子供のままみたいな私は、

 知恵を絞って卑怯と言われても、数少ない恋のチャンスをモノにしたい。


(最初は愛玩動物扱いされても良いの、油断してると立場逆転させちゃうから!)


 リョーちゃんの部屋になぜかいつも居るぬいぐるみ状態で良い、

 困った時に私に声をかけてくれて、私もリョーちゃんの微妙な変化を見逃さない、

 遊園地でお子様相手、保護者相手に顔色覗いていた経験が生かせそうだわ、そんな大した話じゃないけど。


「リョーちゃんに、本来与えられるべきだった物を与える……」


 遠藤さんが私たちに言った要望、

 それは母性であり姉のよいうな存在であり、

 何よりも恋人……私にはそれにプラスして妹力いもうとりょくもある、と思う。


(あーもう、何でもしてあげたくなっちゃう!)


 身長差なんて愛用の脚立ひとつで何とでもなるし!

 性癖を歪ませて疑似ロリを楽しませる手もあるわね、

 いや、本物に手を出さないよう躾ける必要はあるけれども!


「ほんっと、マトモな恋愛が出来る喜びってやつかしら」


 10歳年下の高校生相手にどうとか言う奴は、

 着ぐるみに踏まれてのされてしまえば良いんだわ、

 とにかく私は必死なのよ、許されるなら押し倒したいくらいに!


(着ぐるみ姿で押し倒して跨ったら、それはそれでトラウマになっちゃうわね)


 昔、メルヘンホラーみたいな映画があったけど、

 初めてが可愛い着ぐるみに無理矢理とか絶対歪む、

 なんて下らない妄想はやめて、明日のリョーちゃん高校デビューを見送ってあげなきゃ。


「おやすみリョーちゃん、頑張ってね」


 メールやLINEでは言わない、

 あえて寝る直前の虚無に呟いてみる……

 本当に信頼されて、毎日一緒のベッドで愛を囁いてあげたいわ。


(その日を引き寄せるためなら、私は悪女になっても構わない、リョーちゃんが良い子なだけに……)

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