第41話 レストランで明日の入学式へ向けたパーティーらしい
「では涼一くんと景香さんの高校入学を前日に控えて、乾杯!」
「「「「「「「かんぱぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~い!!!!!!!」
夜景の綺麗なレストラン、
同じタワマン内でもここは別格だ、
軽快な音楽に、貸しきりの広いパーティールームは楽しい雰囲気。
(僕と景香お姉ちゃんは、もちろん炭酸ジュースです!)
あとわざわざ来てくれた大君もか、
ステーキが出てくるなら、やぶさかでないって姉のれいさんに言ったらしい、
確かにいきなり焼きたてが運ばれて来てテンションが上がった、肉汁が美味い!
「早速、お肉を……」
「涼一くん、まずはスープとサラダからよ」
「決まりですか」「マナーね、パーティーだからいきなり全部出てきてるけど」
現に大くんは、
流れるチョコにマシュマロつけて食べてるし!
初手でそれってどうなのよ、まあ自由かパーティーだし。
(お昼に渡したハンバーガーとポテトとナゲット、ちょっと多すぎたかな)
れいさん曰く夜食分もあるから
問題ないって言っていたけれども。
「えっと、スープ、サラダ、どっちを」
「胃袋を温めたいならスープ、胃袋にクッションを敷きつめたいならサラダね」
「さすが凪さん博識ですね」「気分の問題よ」「リョーイチ、こまけえことはイインダヨー!」
そう言うケイさんはパーティーファッション、
洋画に出てくるドレスで着飾ったアメリカ人みたい、
夜のお店スタイルかな、一緒に踊らされそうで怖いな。
「リョーちゃん、中央の料理取って」
「はい陽菜ちゃん、って大人っぽい格好ですね」
「最近は小学生でもこういう姿の女の子が居るから」「逆にですか」
中央の生ハムを取ってあげる、
ていうかシャンパンぐびぐび飲んでる、
さすが25歳、仕草もなんとなく色っぽいかも。
「涼一く~ん、弟を呼んでくれて、本当にありがと~」
「男が僕1人っていうのもアレだし、なんていうか、仲間だし」
「直接はあんまり会わないようにするつもりなので~、こういう機会は助かります~」
ストーカー対策か、
確かに弟をマークしてれば姉と会うはず、
という考えは容易に出来るな、あのアジトがバレなきゃ良いけど。
「ふふ、工場の忘年会を思い出すわ」
「えみとさんの実家ですか、こんな感じで」
「最も料理はコロッケやから揚げ、ソーセージとかだけどね」
それはそれで良いな、
そういえばウチだと近々、
BBQ大会をするんだったっけ?
「ねえ涼一」「はい景香お姉ちゃん」
「お互い学校で、高校でお友達出来ると良いね」
「うん、それはもう」「それで、私と涼一は、お友達?」
今更だな。
「イトコだけれど」
「あと婚約者ね、それとは別で」
「うーん、どうだろ」「同じクラスになったら、お友達ってことで!」
なんだろその基準、
婚約者ってことは隠した方が良いのかな。
「高校に入ったら部活は」
「私は涼一最優先だから、あとこっちのバイトね」
「あっそうか、じゃあ暇は無いか」「友人に誘われたら助っ人くらいは」
とはいえ僕が最優先ねえ、
栃木だと実家の農場最優先だったんだろうか、
景香お姉ちゃんに、本当にやりたい事があるのなら、のびのびやって欲しい。
「ところで景香お姉ちゃんの未来の夢は」
「お嫁さんかなあ」「えええ」「しかも農場とか忙しくない」
「あっ、やっぱり大変だったから」「だから専業主婦で済むなら、それはもう夢よ」
大家族をきょうだい唯一の女の子として、
母親と一緒に支えてきた大変さに比べれば、
僕1人とその子供の面倒で済むのは楽だってことか。
(僕が農業やりたいって言い出したら、どうするんだろ)
今のところ、
そんな気持ちはまったく無いけれども。
「それで涼一さ~ん」
「ふふっ、涼一君、相談なんだけど」「はい」
「順番で行けば~、今夜の添い寝は私と~」「うふふ、私よ」
れいさんと、
えみとさんがー?!
(確かに凪さん&景香お姉ちゃん、ケイさん&陽菜ちゃんと来たら次は……)
しかし15歳、
高校生になるばかりの僕には、
この爆乳&巨尻は僕には刺激が強すぎる。
「えっと今夜は、明日の準備が終わったら……1人で寝ます」
さすがに入学式前夜は、ね。
「涼一くん、改めて、これからよろしくね」「はい凪さん」
「リョーイチ、ソーダンがあれば何でもwelcome! ナノデス」「うんケイさん」
「それでリョーちゃん、お友達が出来たら早めに私を紹介してね、誤解されないように」「陽菜ちゃんはなぁ」
確かにロリコン疑惑は早めに払拭はしたい。
「私は~、家の中で何かお手伝い出来る事があれば~」「うん、れいさん、あればね、あれば」
「ふふふ、涼一君、運動したいなら何でも手伝うわよ、一緒にジムも行きましょう」「あっはい」
「涼一、学校で、高校で何かあったら私を頼ってね、お姉ちゃんですもの」「その時は、うん、まあ」
6人の婚約者、
彼女達に支えられて、
明日、僕は高校に入学します。




