3人目 丸瀬陽菜 25歳 妹系お姉ちゃんがやってきた!
「ふむふむ、今の物理とか化学はこうなっているのね」
「小学生が高校の教科書読んでる」「中学生が高校の教科書読んでる」
「25歳が高校の教科書読んでる」「骨格とか肌とかよく見たらわかるわよ」「陽菜ちゃん脱がないでね」「わかってるわよ」
カルピスを4人分持って来た第3の家庭教師、
どこからどう見ても小学生に見えてしまう彼女、
ぶっちゃければそういう病気というか障害だが、そういう触れ方はタブーなのは雰囲気でわかる。
「自分を25歳と思いこみたい小学生だとか、あっ小林寛太と言います」「違うわねカンタロー」
「自分を25歳と思いこんでいる中学生だとか、中川優斗です」「違うわよユートっち」「ちって」
「自分を中学生と思いこみたい25歳とか、大森和樹です」「それはちょっとあるかもねカズカズ」
勝手にニックネーム付けちゃって!
「25歳なのに小学生とか言われるのにそこまで嫌じゃない陽菜ちゃん」「なによリョーちゃん」
「今日はこれから1時間、何を教えてくださるのでしょうか」「物理か化学か、保健体育かよ!」
「じゃあ物理で」「化学をお願いします」「生活科で」「それ小学校じゃないの、むきいいいいい!!!」
遊ばれてるなあ、
そしてそれが楽しそうだ。
「丸瀬先生、質問です」「なあにカンタロー」
「職務質問を受けますか」「受けるってわかってるからバイクの免許取ったわ速攻で」
「どんなのに乗るの」「モンキーって知ってる?」「検索してみます」「うむ、よろしい! は次の方」
いやそれ病院の先生では。
「丸瀬先生、彼氏はいますか」
「ユートっち、寄ってくるのはロリコンばっかりよ」
「そんなに?」「学生時代からね、まあこんな格好しておいて何だけど」
と、ひらり一回転、
スカートふわり、ていうか、
背伸びしてセーラー服着てるみたいだ。
「丸瀬先生、実際のところ身長は」
「カズカズ、129cmよ」「体重は」「それは聞いちゃ駄目」
「でも軽いですよね」「増減に繊細なのよ、はい次」「えっ僕?!」「リョーちゃんどうぞ」
何を言わせたいんだ何を、
むしろ僕の方から紹介しちゃえ。
「とまあ陽菜ちゃんはウチの父さんの、会社の事務です!」
「細かい作業は任せて、あと今でもバイトでスーツアクターやってるわ」
「あっ、遊園地とかの!」「そうよカンタロー、ここの窓からうっすら見えそうな某巨大遊園地とかね」
さて、そろそろ良いかな、
こっから深堀するとイエローカードが出そうだ。
「ということで丸瀬先生、まずは物理から」
「ええリョーちゃん、教科書借りるわね、まずは……」
という感じで小さな家庭教師の授業は、
あっという間に終わった1時間であった。
「はいお時間です、どうだったかしら?」
「小学生先生って感じだったよ、可愛かった」
「教え方は大人だったね、声だけ聞いたら」「ウチの高校に居たら名物教師になるね」
そりゃそうだ。
「お褒めの言葉と受け取っておくわ、
カンタロー、ユートっち、カズカズ、みんなリョーちゃんのことお願いね」
「そんな陽菜ちゃん、お姉さんぶって」「お姉ちゃんよ! 妹系お姉ちゃん? 貴方のお父さんによろしく言われてるの」
その言葉にざわつく友人たち。
「親公認でロリコンかよ」
「ということは年齢も改ざんされている?」
「むしろ母親の免許書盗んできたんじゃ」「あーもう行くわよ、またねっ!!」
ぷりぷり怒りながら出て行った、
いやそんなに怒ってはいないけれども!
そして出ていくと詰められる僕、な、なんでー?!
「実際どうだった、脱がして」「いや剥いでないから」
「やっぱり小学生といけないことしてる気分になるとか」「何もしてないって!」
「それでやっぱりツルツルとか?」「見てないって、いや意外とみんな興味あるんだな」
ちなみにボーボーだそうです、本人談。
「それにしてもヤベエ」「ロリヤベエ」「半歩間違えれば犯罪だよ」「25歳だってば」
一緒にラブホとか行ったら捕まるのは僕の方です。
いやそれを言ったら15歳を連れ込んだ25歳の成人女性もアウトか。
コンコンッ
「あっ、今度は僕が開けるよ」
と扉を開くと、
眼鏡をかけたそばかすにボリュームある三つ編みのやぼったい女性、
だがみんなの視線は全て、一点に集中していた、そう、男なら目が離せない……!!
「午後4時ですし~、あえてお砂糖入りホットミルクを御用意しました~」
しかしみんなに注目は、
ホットミルクのその先にある、
とてつもない迫力の双丘であった!
(うん、相変わらず第一印象が『重そう』である)
そして友人たちはというと……
「……」「……(ごくり)」「……っ」
「何か喋ってー!!」「あっ、野沢麗ですぅ~」
いや、名乗るの待っていたのでは無いと思いますが、まあいいか。
「みんな、ホットミルクいただこう」
「う、うん」「いた、だき、ます」「あちち」「だいじょ~ぶですかぁ~?」
「えっとタオルタオル」「お任せくださぁ~い、拭きますねぇ~」「ごめんね、れいさん」
そしてテーブルを拭くだけでも揺れる揺れる!
これ、みんな勉強に身が入るかなあ? うーーーん、
いっそのこと、後ろ向きで授業して貰うと言う手も!
(苦情出るな、3人から)
仕方ないよ、男の子だもの。




