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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 ヤベエお姉ちゃんが6人も嫁にきた!

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第36話 フィットネスジムは暇な主婦の嗜みらしい

「改めて中に入ると、マシンがほんと、いっぱいだね」


 タワーマンション住民専用ジム、

 色んな、様々なマシンが取り揃えられていて、

 結構な人が使用しているが、それでも数が多いので待たされる事は無い。


「あっ、僕と同じようなスウェットの人が居る、良かった」

「着る物は、動きやすければ何でも良いのよリョーちゃん」

「陽菜ちゃんはタンクトップにスパッツかあ」「吸汗速乾素材よ」


 いやほんと、

 セミロングの髪が後ろから見るとまんま小学生だ、

 映画の帰り、手繋ぎしちゃったけど知り合いに後ろ姿だけ見られてたら事案だな。


「涼一、私はこれよ」

「赤ジャージだよね?」

「中学3年の時の、寝間着用に栃木から運んでよかったわ」


 ただ、ちょっとサイズが……

 少しだけお胸がきついかなあって。


(れいさんの赤ジャージとか、とんでもないことになりそう)


 僕から誘う気は無いけど!

 あとおそらく胸の目立たないウェアに、

 と思って周囲を見ると、ヤベエ服装の熟女もちらほら。


「どこ見てるのよ」

「いや陽菜ちゃん、ちょっと目に毒なのが視界に入って呆然としてました」

「平日昼は暇な主婦が多いから、リョーちゃんからしたら激ヤバ風景が見られるかもね」


 いや、あの輪郭がわかるレオタードみたいなのとか、

 別に男に見せるために着ている訳では、あっだからか、

 あくまでも機能重視、自分の動きやすさ最優先がゆえに……もういいや。


「リョーちゃん室内用シューズとか無いわよね?」

「はい、買った方が良いですか?」「今後も通うなら」

「景香お姉ちゃんは」「涼一が買うなら一緒に買おうかな」


 そんな毎日デートできるねみたいな!


「奥ではヨガ教室とかもやってるわよ」

「涼一、あとプールやサウナにも繋がっているの」

「なんだか競泳ガチ勢とか居そうで怖い」「リョーちゃん、夏には屋上プール使いましょ」


 ランニングマシーンをどたどた走っている主婦さんも居るな、

 そして陽菜ちゃんに連れてこられたのはエアロバイクエリアだ、

 なんだか画面がついている、環境映像みたいなのが流れているなこれ。


「これなら3人並んで走れるわ、リョーちゃんはここ!」

「えっ、マシン指定なんですか?」「隣が子供用サイズだからね」「あっ(察し)」

「涼一、私はこっち側よ」「うん、じゃあ間に挟まれて走るよ」「リョーちゃん、これ漕ぎ始めると面白いわよ」


 座るとカードをかざして下さいって出た、

 入構証のことかな? とタッチすると画面に……


『ようこそ遠藤涼一さん はじめまして!』


 うお、フルネームが出た!


「リョーちゃん、どのコースにする?」

「えっ、あ、3つあるね、ええっと『東海道コース』『ツールドフランスコース』『アメリカ横断ウルトラコース』かあ」

「ちゃんと、その景色が目の前に出るのよ」「面白そう」「涼一、どれ選ぶの?」「一番上で」「じゃあ私も」「あっ、日本橋だ」


 STARTって出た、

 もう漕いで良いのかな?

 おお進む進む、これは飽きない感じだ。


「リョーちゃん、一緒のゴールを目指しましょ」

「何日かかるんですか、ってこれ東海道ってことはゴールは」

「一応は三条大橋だけれども、復路もあるわよ」「ひいいぃぃぃ」


 って景香お姉ちゃん、めっちゃ漕いでる!


「涼一、お先に~」

「ちょっ、追いつかないと」

「リョーちゃんキョーちゃん、こういうのは持久力がモノを言うのよ!」


 ということで、

 途中で休憩を挟みながらも、

 30分×2回のエアロバイクを楽しんだのだった。


「はぁ、はぁ、足がぁ」

「リョーちゃん、あんまり無茶しちゃ駄目よ」

「はい涼一、スポーツドリンク」「あ、ありがとう」


 ホットケーキ分は燃焼できたかな。


「リョーちゃん、次回は続きから漕げるわよ」

「自動セーブかあ」「涼一、私よりかなり遅れてたけど、こっそり追い抜かないでね」

「あっ、その手があったか」「もー」「ちなみに凪っちは三島まで行ったそうよ」「静岡の?!」


 ということで、

 軽くストレッチエリアで筋肉痛対策をして、

 アイスの自販機でペロリと食べ終わってジムを後にするのだけれども……


(あのランニングマシンで走っている美人熟女さん、めっちゃ胸が揺れてるううう!!!)


 ぶるんぶるんの、ばるんばるんである。


「リョーちゃん!」「涼一!」「あ、はい、ごめんなさい」


 いつか、たまたま、偶然、れいさんと一緒になったりして!

 自分から誘えばって? そんな勇気はありません、そんな、あからさま過ぎて。

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