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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 ヤベエお姉ちゃんが6人も嫁にきた!

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37/45

第25話 小泉景香お姉ちゃんは誕生日に最初に会いたかったらしい

 ♪~~~~~


「……んっと、3時50分、よし起きれた」


 金曜なので高校前最後の平日休み、

 早めに寝て早朝ジョギングのためにスマホに目覚ましを設定、

 起きて眠かったら二度寝しようと思っていたけど、うん、大丈夫そうだ。


(外はまだ真っ暗だ)


 ちなみに住居8部屋で窓があるのは僕と、

 隣の景香お姉ちゃんと陽菜ちゃん凪さんで、

 廊下挟んだ向い側が窓無し、ケイさんれいさんえみとさん。


(そして僕の真向かいは空き室です)


 これに関しては窓無しの部屋のがちょっと広くてですね、

 僕に『窓ありと窓が無いけどちょっと広い部屋どっちにするか』

 という話があって、実際住んでみてやっぱあっちが良い、となったらすぐに移動できるようにだとか。


(言う程、差は感じないけどね)


 他の婚約者が窓無しを選んだ理由は、

 ケイさんは単純に身体が大きいから、ベッドも大き目らしい、

 れいさんは窓の外から見られるのが嫌って47階なんですがここ。


(えみとさんはポールダンスするからね、中央に立てる柱のスペース用)


 というのを食事中に聞きました、

 などと考えながらスウェットに着替え完了、

 入構証も忘れず首から下げて、ってSUICAも一緒に入れておこう、自販機の水分補給用。


「……よし、出よう」


 部屋のドアを開けると、

 そこにいきなり立っていたのは……!!


「おはよう涼一」

「うおっ、景香お姉ちゃん?!」

「私ね、16歳になったよ」「うん、お、おめでとう」


 待ち伏せされていた、

 って2度寝してたらどうするんだろう、

 こんな時間にノックで起こされたんだろうか、まあいいや。


「あのね、誕生日の最初は、涼一に祝って欲しかったんだ」

「ええっと、プレゼント、今から要る?」「えっ嬉しい、時間かかる物?」

「渡すだけなら、すぐ」「欲しい欲しい!」「えっと、ちょっと待ってね、持ってくるから」


 こんなに早く渡す事になるとは、

 陽菜ちゃんのアドバイスで買ったものを……!


「……まずお花、鉢植えだけど」

「嬉しい、頑張って育てるね」「あとリボン」

「わあ」「ポニーテールにしてたから、用途に分けてピンクと青と赤、3種類」


 早速、スポーツ用の青いリボンを結んでくれる。


「……どう?」

「うん、凄く良いよ」

「どのあたりが?」「可愛いスポーツ女子って感じで!」


 笑顔で抱きついてくる景香お姉ちゃん!


「嬉しい! ほんっと、今まで兄弟に貰ったどのプレゼントより、嬉しい!」

「いやそんな」「もう、これで今日の誕生日は、これで良いって感じ」「そこまで?!」

「あっもう時間ね、リビングへ行きましょう」「う、うん」「涼一、本当にありがとう、ふふふふふ」


 鉢植えと他のリボンを自分の部屋に放り込んで、

 めっちゃ嬉しそうに僕を引っ張る景香お姉ちゃん、

 ご機嫌過ぎるな、1本1980円のリボンなのに、こんなに喜ぶだなんて。


(小4まで栃木で会ってた時も、こんなにも喜んでは無かった気がする)


 その時は婚約者でも何でもなかったけどね。

 リビングへ移動するとすでに準備してる園美渡えみとさん、

 あと陽菜ちゃんに短距離派だとか言っていたケイさんまで居るな、みんなジョギングのお姿。


「ふふ、景香さん、お誕生日おめでとう」「ありがとうございます、園美渡さん」

「キョーちゃん、これでまたリョーちゃんのお姉さんね」「元からお姉さんですよ、ありがとう」

「HEY! happy birthday! 大人の階段上ったワネ」「ケイさんもありがとう、新しい誕生日って感じです」


 そしてみんなでマンションの廊下へ出て、

 高速エレベーターに乗る、こんな時間でも文字ニュースは流れているな、

 夕方から雨かあ、と思っているといつのまにか1階だけじゃなくB1も押されてた。


(陽菜ちゃんかな、あのバイクで同伴かあ)


 並走してて事故らなきゃいいけど、

 と思っていたら1階で最初に陽菜ちゃんが降りた。


「あれ?」「私も普通に走るわよ」

「じゃあ地下は」「ワタシデース!」

「ケイさんが」「先に走ってて良いですヨー Let's enjoy!」


 ということで、

 まだ真っ暗な外へ出て、

 けいとさんを先頭に走り始めると後ろから……


 ♪チェリンチャリーン


「Hello Hellllooooo!」

「ママチャリきたあああああ!!!」


 まさかのケイさん並走でした。

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