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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 ヤベエお姉ちゃんが6人も嫁にきた!

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第23話 野沢麗さんは夕食にこだわりがあるらしい

「あっ、良い匂い」


 夕方、陽菜ちゃんとのお買い物デートもとい、

 景香お姉ちゃんへの誕生日プレゼントを買い終り、

 自室に置いてきたのだが良い匂いに誘われてダイニングキッチンへ。


「あら~、おかえりなさいませ~」

「れいさん、今日の晩御飯は」「ハンバーグの照り焼きですね~」

「通りで良い匂いが」「あと~、オニオンスープとサーモンのクリームパスタです~」


 いやほんとレストランみたいなメニューだ。


「7人分ですよね、手伝います」

「まぁ~、それはそれは~」「何からすれば」

「ではサラダの準備を~」「はい、こっちの野菜ですね」


 料理のお手伝いをしながら会話を。


「助かります~」

「いえ、これくらいなら」

「今日は皆さん忙しくて~」「あっ、会社開いたばっかりでしたっけ」


 ちなみに戻ったとき、

 田中凪さんが『どうします?』みたいに来たので、

 僕の当番のことなら仕事を優先してってお世話を断った。


(これがまだ小4くらいだったら、喜んでただろうな)


 そう考えると、

 あの頃から孤独になったのは、

 今にして思えば寂し……いや、過ぎた事は忘れよう。


(今になって、高校生になっていきなり婚約者6人とか、急過ぎるよ……)


 まあ今はそんなことよりも。


「今日の夕食メニューって、れいさんが考えたんですか」

「そうとも言えますが~、参考にしているのがありまして~」

「レシピ本か何か?」「この夕食は~、テレビアニメに出てきた料理なんです~」


 そんなこだわりが!


「どんなアニメなんですか?」

「はい~、深夜アニメ『山小屋ケモミミレストラン』第1話のメニューですね~」

「そんなのあったんだ、見た事ないな」「こんど私の部屋で~、一緒に見ましょ~」


 ……興味はあるけど、

 婚約者の部屋に1人で入ると、

 押し倒されても文句は言えないんだっけ。


(あの爆乳の圧にやられたら、色んな意味でひとたまりも無さそう)


 いやそんな、

 相変わらずエプロンが浮いて見える部分は気にしないでっと。


「僕の部屋で、そういえば陽菜ちゃんもニチアサのアニメ見るらしい」

「あのお方は~、子供向け中心ですね~、深夜アニメは多すぎて追いかけられないと~」

「気になるのだけ録画すれば良いのに」「私は1話は~、全部チェックしますね~」「最近、多いですよね」


 深夜アニメだけで30番組くらいありそう。


「昔はよく~、コスプレもしていました~」

「えっ昔って、れいさん22歳ですよね」「コスプレは小6からですね~」

「今はもう」「見せる場所が無いですから~、でも~、涼一さんに個人的になら~」


 何その贅沢、

 まさに奥さんによる旦那への夜のサービスみたいな。


「か、考えておきます」

「好きなキャラクターとか~、ありますか~」

「ええっと15歳になってアニメ専門チャンネルの、湯気が無い番組も見られるようになって」


 ペアレンタルロック解除っていうやつだ。


「では~、そういった作品を~」

「最近は『異世界に転生して冒険者を始めたがいが、仲間が屈強な女性ばかりで怖い』のヒロイン、淫乱バーサーカーことラヴィーナさんかな」

「あ~はいはい~、地上派テレビでは光で大事な部分が隠れてて~、DVDではすっきりっていうパターンの~」「あのイケボが良いっていうか、まあ色々」


 見る時は29階へ行こうっと。


「……なんだ、私の身体なぞ気にして、割れている腹筋がそんなに珍しいのか」「ラヴィーナさん?!」

「というキャラクターですね~」「い、いまソックリだったけど、声も口調もっ」「真似事まねごとですよ~」

「ですよねー」「ではラヴィーナのコスプレでも~、今度致しましょうか~」「あのビキニアーマーの?!」「はい~」


 なんていうか、

 それってお金取れるレベルでは!


「ま、まあ無理しないで」

「……実は私~、昔、動画配信をやっていて~」

「あっ、それは再生数が凄かったんじゃ」「もうやめたんですが~」「どうして?」「大量のストーカーが~」


 あっ、察した。


「それは大変だったね」

「今でも心配が~、ですのでここに避難に~」

「確かにセキュリティ万全だもんね」「もちろん経理のお仕事は~、しっかりします~」


 うん、更に料理当番も毎週してくれると、

 掃除もか、あと僕の当番も、って緊張するな。


「あっ、レストランで目立ちたくないって」

「はい~、ですからデートとかも~、ご迷惑かけるかも~」

「ストーカーに見つからないようにしないとね、協力するよ」「ありがとうございます~」


 ……これは一緒にJリーグ観に行く時、

 VIPルーム必須だな、あと電車は避けた方が。


「ここに住んでるの、知られないようにしないとね」

「弟も面が割れているので~、気を付けないと~」「あっそれで別れて暮らしてるんだ」

「ほんっとうに感謝しています~、弟をアルバイトとして雇っていただいて~」「それは父さんに」


 あのまさるくんだっけ、

 一度、彼が住んでいるっていうオフィスも確認しなきゃ、

 そっちもそっちでセキュリティしっかりしているんだろうな。


「では~、次に手伝っていただく料理ですが~」「あっはい」

「涼一さんって~、良い旦那様になりそうですね~」「そうなの?!」

「こうやって~、一緒にお料理しているだけで~、幸せな気分になりますか~」「そんな」


 まだ高校1年生なのにい。


(でも、他のみんなにも料理を手伝ってあげたいな)


 こうして結局、

 夕飯を一緒に作ったのでした、

 胸は極力見てないよ、ええ、視界に勝手に入る分には仕方ないけど!!

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