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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 ヤベエお姉ちゃんが6人も嫁にきた!

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第17話 お風呂に鍵がないのはもしもの時のためらしい

「ふう、ジャグジー気持ちいいな」


 新しく広いお風呂、

 いやタワマン最上階でこの広さは凄い、

 前の屋敷は浴槽の広さ的には近いが何もかもが古いんですよ。


(いやほんと、大人2人で入れる広さだ)


 こっちは何もかもが新しい、

 メイドも一新されてお手伝い兼婚約者、

 兼母親代わり兼お姉ちゃん代わりとかいう謎部隊。


「3年間で1人を選べ、かぁ」


 才女にハーフに同法ロリに、

 爆乳に巨尻に従姉にってすごいメンバー、

 いやはや父さんの本気度合が伝わってくるよ。


(中学時代の環境、そこまで嫌じゃなかったけどな)


 情報を整理すると父さんはメイド達を母親代わりとして僕に世話させたかった、

 しかし仕事面では真面目だけど金持ちの息子に偏見を持つメイド長があえてそういった、

 ある意味『情』の部分を排除した、それは他のメイドにも徹底させていたみたいで……


「まあ愛情を押し付けられるよりもはいいか」


 あのおばちゃん達、

 メイドとしての仕事は文句なかったし、

 あと母親的立場だったら過度に叱らなきゃいけなくなるもんな。


(大して褒められもしなかったけど!)


 そこまで愛情に飢えていた訳じゃないというか、

 僕がそういったものを諦めたのは、よくよく考えると、

 あの『小4夏の栃木事件』のせいだったのかも知れない……。


「涼一くん」「うわっ?!」


 脱衣所から凪さんの声が!

 びっくりした、磨りガラスごしに姿が見える、

 いつのまに入ってきたんだろう、浴室にまでは来ないみたいだ。


「頭だけでも洗わせて貰えるかしら?」

「大丈夫だから、そんな気を使わないで、って鍵し忘れてたっけ」

「こっちのお風呂は鍵ないのよ、もしもの時用みたい、ほらヒートショックとかで倒れたら」


 なるほど、

 ご老人も安心して住めるね!


「じゃあもうひとつの浴室は」

「そっちは鍵ついてるのよ、一応」

「だからそっちが女湯かあ」「私はかけないけれども」


 いやいやいや、

 誘っている訳じゃないよね?


「とにかく大丈夫ですから」

「そう、わかったわ、何かあったら気兼ねなく呼んでね」「はあ」


 脱衣所から出て行ってくれた……

 いや一緒にお風呂入ってとか言ったらどうするつもりだったんだろう、

 と思ったが火傷の痕があるんだっけ、凪さんには迂闊にそんなこと言えないな、いや他もだけど。


「HEY! リョーイチ」

「えっ、今度はケイさん?!」


 磨りガラスごしに金髪が見える。


「shampooとbody soapは揃っていますカ?」

「石鹸があるから、石鹸で両方やるから大丈夫」

「女性用でよければ持ってキマス!」「石鹸が好きだから!!」


 男性用買ってきて、

 とか言うつもりも無いし。


(金髪も出て行ったみたいだ)


 と思ったら入れ替わりで今度はちっちゃいのが!


「入浴剤持ってきてあげたわよ」

「あっ、あろがとう、じゃあそれは明日から使うので置いといてください」

「入れてあげよっか」「今日はいいかな」「お姉さんが入ってくるの怖い!」「陽菜ちゃんが?!」


 ……出て行った、

 もし『私が入浴剤よ』とか言って入って来たらどうしようかと、

 とりあえずは『えっ陽菜ちゃん溶けるの?!』とか突っ込んでいただろうな。


「涼一さ~ん」

「うあっ、れいさん?!」


 磨りガラスでもわかる、

 超巨大な『たわわ』よ!


「今日の掃除当番は~、私なので脱いだ服はいただいていきますね~」

「うんありがとう、ついでに陽菜ちゃんも回収して行って」「わかりました~」

「ちょ、肩に担がないでよ!」「暴れたら~、落ちちゃいますよ~」「私は米俵じゃないからー!!」


 ほっと一安心もつかぬ間、

 続いてのシルエットは、うん、巨尻さんだ。


「涼一君、確認なんだけど」

「はい、真面目な話ですね、えみとさん」

「お風呂上がりに身体をバスタオルで拭く係、今回は私で良いかしら? ふふ」


 いやそんなスタンバイを?!


「自分でやるから大丈夫です」

「でも前のお屋敷ではメイドさんにやって貰ってたんでしょう?」

「それ小学生の頃の話ですよ、そこまで気を使わなくても」「あら残念」


 ……去って行った、

 どうやら脱衣所から浴槽までは、

 さすがに踏み込めない聖域らしいな。


(と思ったら磨りガラスごしに、バスタオルを捲いた女性が……?!)


 ガラガラガラ


「涼一、一緒にお風呂に入りに来たわよ」


 ド直球な従姉イトコきたあああああ!!!!!


「駄目です!」

「親戚なのに?!」

「もう小学1・2年生じゃないんだから!!」


 聖域は肉親? には効かないらしい。


(バスタオル捲いてくれてて良かったー)


 後で婚約者グループLINEに、

 今後はお風呂で構わないでって言っておこう。

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