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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第三章 寝取られ裏切り女社長のラストチャンス!

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第119話 今朝は完全版らしい

「雨上がりのLOVE LOVE 登校タイムdeath!」


 今朝の登校つきそい、ケイさんが以前勤めていたランジェリーキャバクラ、

 いやランジェリーパブとも言うらしい『スキャンティーインターナショナル』の常連客に、

 愛人になれと迫られた以前の登校があったので、今回はまたウチの制服で生徒のフリしての同行だ。


「今回は眉毛もちゃんと黒いよね」

「黒縁眼鏡もヨーイしました! 地味ガール?」

「度は入ってるの?」「UVカットdeath!!」「夏場に良さそうですね」


 景香お姉ちゃんも呆れてるや。


「佐藤さ、原嶋さん」「キョーカ、シェーンKですヨー」

「せっかくいま、黒髪・黒眉毛・眼鏡で誤魔化してるんだから、口調も普通にしたら?」

「……それもそうね、原嶋シェーンK、23歳、学生です、アイスティーしかなかったんだけどいいかな」


 自販機でジュース買ってら、

 いやこの体格でJKは無理ですよ、

 まだ女教師モードの方が言い訳は立つ。


(15歳の時のケイさんだったら……写真残ってるなら見たいな)


 学校で告白されまくっていそう、

 あっそうだ、告白と言ったら景香お姉ちゃん、

 部活の助っ人で目立ったおかげか、やたら告白されているらしい。


「景香お姉ちゃん、この間は隣の高校の生徒に告白されたって本当?」

「ええ、なんか恐かったしバイトがあるから、さっさと断って帰ったわ」

「あー校門で待ち伏せされてたんだ」「来年ウチに入るっていう中学生の子が来たりも」


 忙しそうだな、

 あんまり僕の方に紹介してくれっていうのは来ない、

 景香お姉ちゃんの方からそのあたりは気を使ってくれてるらしい。


(一緒に登校してはいるけどね!)


 いやほんと別々のクラスにして良かった、

 もし一緒だったら僕がガーディアンしないといけない、

 ってだからといって僕が今現在、何もしないで良い理由にはならないけど。


「キョーカ! 変な男の子には気をつけるのデスヨ」

「あっ戻ってる、平気よそういうのは実家の兄弟で慣れてるから」

「まあそうだよねえ、あの兄弟を見たら」「油断すると服に手を入れてくるもの」


 って車で、例のケイさんのストーカー来た!

 徐行でチェックしてきてるので僕と景香お姉ちゃんで、

 さりげなーくガードして……うん、気付かなかったみたい、通り過ぎた。


(でも身体の大きさは隠せないからなあ)


 何度か見られると変装もバレそうだ、

 いや僕を送るためだけにダイエットとかさせられないし、

 身長だけはどうこうしようが無い、ヒールで高くしたら余計に目立つし。


「涼一は告白されたりしてない?」

「うーん景香お姉ちゃん、僕ってモテるように見える?」

「どうでしょうね」「HEYリョーイチ、fianceが6人居て言うコトですCAR?」


 いや用意したの父さんだし!

 まあ努力はしますよええ、婚約者に恥じないように、

 3年間で1人また1人抜けて誰も居なくなったら、さすがに寂しい。


(元婚約者でメイドとしては残る、っていうのも何か、ね)


 いや、多分すっごく割り切るんだろうな互いに。


「あっ、みんなおはよう!」


 元気よくいつもの友人2人に挨拶した景香お姉ちゃん、

 僕もその輪に自然と入ってしまう、ケイさんもにこにこしながら……

 そういや今度、29階の部屋を貸して景香お姉ちゃんが友達と勉強会するんだっけ。


(いつもの僕の部屋とは別ですよ!)


 って状況だけ見たら、

 僕の部屋と景香お姉ちゃんの部屋が並んでて、

 これはもう愛の巣では? と思ったけど慌てて振り払った。


「そういえば原嶋さんって」「はい遠藤涼一さん」

「高校時代の成績ってどうだったんですか」「まあまあ、そこそこ、ほどほど」

「英語は得意そうですけどね」「トータルで考えてイーブンdeath!!」「そ、そうですか」


 でも家庭教師の教え方は上手かった、

 キャバクラで培ったトーク力とでも言うか、

 ただこういう英語教師が居たらそれはそれで問題がある気も。


(身に入らない生徒も居そう)


 まあ真面目な服装なら。


「どうなの涼一」「えっ何の話?」

「ゴールデンウィークに1回くらい私をどこかへ」

「あー、そうだね、例のケーキ屋で良い?」「もうちょっとデートらしいところ」


 うーん、どこだろ、

 こういうのは相手に合せて考えるって、

 この間、考えたばかりだったよな、よーし。


「イチゴ狩りとか?」「あっいいかも」

「でも景香お姉ちゃんの実家を思い出させちゃうか」

「働いている側とお客さんで行くのとは、まったく別よ!」


 そりゃそうか。


「ゴールデンウィークに間に合うかわからないけど、ちょっと予定を考えておくよ」

「涼一が奢ってくれるのよね?」「そりゃあまあデートに誘った以上は、もちろんです」

「きゃー嬉しい!」「遠藤くんありがとう」「アリスも一緒に連れて行くね」「ってみんな来るのー?!」


 景香お姉ちゃんの友達もかよ!

 とか話しているうちに学校に到着。


「原嶋さん、お疲れ様でした」

「それで遠藤涼一さん、少しお話を」

「なんですか耳打ちまでして」「私、気が付いてしまったのですが」「はい」


 黒髪眼鏡ケイさんも、

 よく見ると美人ということに僕も気付いたが……


「原嶋シェーKのKって、実は私の、佐藤ケイのケイから取ってるデスカ?」

「今更気付いたんですか!」「OH! さすがリョーイチ、めっちゃ賢いdeath!」

「いやそこまででは」「もしうっかりケイって呼んでも誤魔化せますネー」「じゃ、じゃあ行ってきます」


 いやほんと、

 あのキャラ疲れないのかな、

 見た感じは楽しそうにやっているけどね。

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