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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第三章 寝取られ裏切り女社長のラストチャンス!

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第115話 難易度を下げてくれるらしい

「すみません凪さん、もうちょっとデートの難易度を下げて頂くと嬉しいです」


 帰っての夕食、

 遅くなったので僕と凪さんの2人でダイニングだが、

 連絡を受けて、祝日とはいえ水曜の料理当番・陽菜ちゃんと僕当番のえみとさんが世話してくれている。


(夫婦の食事に2人のお手伝いさんが横で待機している感じ)


 もちろん陽菜ちゃんはミニ脚立の上です。


「凪っち、薪能たきぎのうは思い切ったわね」

「ひょっとしたら、合うかも知れないと思って……」

「うん、そのチャレンジは文句は無いから、今後は」


 微笑むえみとさん。


「ふふ、私だってポールダンスの大会に連れて行きたいけど」

「まあそれは、えみとさんがやってるのをすでに見せて貰っていましたし」

「じゃあ例えて言えば、急にフェンシングの試合に連れて行くようなものね、ふふっ」


 でもまあスポーツはまだ、

 隣で解説してくれれば……。


「じゃあリョーちゃん、私とボールプール行く?」

「事案じゃないですか、っていうか難易度無くしてどうするんですか」

「まあゼロね」「見た目、周囲が小学生だらけの中に混じるのは」「じゃあ巨大迷路とか」


 そういう難易度じゃなくて。


「涼一くん、映像ミュージアムは」

「あっはい凪さん、そっちはむしろ興味があります」

「もう予約はしてあるから」「よろしくお願いします」「映像の中で食事も出来るわよ」


 このあたり、

 前もって動画で予習はしない方が良い気がした。


「あと明日の学校帰り、お約束のケーキを」

「ふたりっきりよね」「景香お姉ちゃんに釘をさしておくべき?」

「リョーちゃん、だったら貸切にしたら?」「いや、そこまでは」


 だったらお持ち帰りで僕の部屋で。


「あら、でも明日は雨のようよ」

「えっ、えみとさん本当?」「朝から1日中」

「じゃあお客さん少ないかもですね」「ふふ、どうかしら、祝日明けの平日だし」


 まあいいや、

 デートに周囲は関係ない、

 とにかく凪さんと2人で、同じテーブルで食べられれば。


「それで涼一くん、難易度を下げるとなると」「はいはいどうぞ」

「お台場にジオラマの博物館が」「あっ、噂で聞いた事はあります」

「ああいうのはどうかしら」「嫌いじゃないですね、行ってみたかった」


 本当に好きな人は、

 開館から閉館までずっと居て、

 ただひたすらジオラマを見続けているらしい。


(まあお台場なら、飽きても他に暇つぶしは、いくらでも)


 陽菜ちゃんの言ってたボールプールじゃないけど、

 室内アスレチック施設みたいなのもあったと記憶が、

 いや陽菜ちゃんえみとさんはともかく、凪さんとはそれはどうなんだろ。


「そういえばお台場って室内お化け屋敷あったわね」

「陽菜ちゃん行きたいの?」「リョーちゃんが行きたいなら、付き合うわよ」

「ふふ、あとは海賊レストランがあったわね」「えみとさん、それ、気になります!」


 って帰って凪さんと、

 ふたりっきりの食事だったのに、

 お手伝いさん2人が普通に絡んできちゃうな。


(みんな婚約者だからね、仕方ないね)


 明日のケーキ屋さんでは、

 本当の2人っきりで改めて、

 デートの予定以外の事も聞こうっと。


「ちなみに陽菜ちゃんは、難易度の高いデート連れて行ってって言ったらどこへ」

「全て私のお任せで?」「ええ、それでいて難易度が」「そうねえ」「ふふ、私なら高尾山の高難易度ルートかしらね」

「えみとさん、山登り好きなんですか?」「まあね」「じゃあリョーちゃん、謎解きカフェね」「そんなのが」「アニメコラボのもあるわ」


 なんだか凪さんらしいな。


「涼一くん」「あっ、凪さんとのデートは忘れていませんよ」

「私がおすすめの、日本未公開の映画を一緒に観るのはどう?」

「それは面白いかも」「私の部屋で」「ええっとそれは」「ふふ、なら私もお邪魔するわ」


 えみとさんが一緒ならセーフ!

 婚約者ルールとして、僕が女性婚約者の部屋に入って、

 ふたりっきりだと何をされても文句を言えないらしい、ルール制定は父さん。


(押し倒される危険性が!)


 ここでふと思った、

 2人掛かりで押し倒されたら、

 それはルール的に、どうなのだろうかと。


(後で父さんに、メールで聞いておくかぁ)


 そして凪さんに、

 ちょっと気になった質問を。


「凪さんって、アニメとかは見るんですか?」

「劇場版の、脚本がしっかりしているものであれば」

「あー、はいはい、だいたいどういうのか想像つきました」


 きっちり造り込まれてるやつね、特に脚本。


「リョーちゃん、私は戦隊ものでも魔法少女ものでも」

「陽菜ちゃんには1度、拉致られてるからね、嫌じゃなかったから」

「ふふ、ダンスものの洋画があったら観に行きたいわ、もちろん実写ね」


 えみとさんの好みはセクシー系かな?


「……ひとつ、やってみたいデートを思い浮かべたわ」

「凪さん、それはいったい」「2人っきりの時に教えるわね」

「気になりますね、今まで話題に出てないような」「まあ、そんな所ね」


 どんなデートだろう。


「凪っち、難易度上げちゃ駄目よ、リョーちゃんと未知の洞窟で地底人を探すデートとか」「そんなのあるのーーー?!?!」


 アレか、B級映画ってやつか。

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