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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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裏 第二章 6人目 小泉景香の回想 涼一が来なくなった原因に、実はとても大きな心当たりが!

「とりあえず、外堀を埋め続けなきゃ」


 友人とのLINEグループを確認する私、

 同じクラスで、ソフトボール部の本間志保ほんましほちゃん、

 バレー部所属の石原ひろみちゃん、そしてバスケ部の古雷アリスちゃん。


(彼女達には、涼一攻略のお手伝いをして貰っている)


 やっぱりみんな『恋』というものに興味津々、

 私が涼一を本気で落としたい、恋人にしたい、

 結婚したいと言ったら面白いくらいに喰いついて、協力してくれる事になった。


「まあ、部活の助っ人をするのが条件になっちゃったけどね」


 枕元に置いてある、

 昔の涼一と私の写真を見る、

 2人きりで撮ろうとすると、なぜか兄弟に邪魔されてたけど……


(上手く隣同士になれた写真を、切り抜いて拡大したのよ)


 いやほんと、なんであんなに邪魔されたんでしょ、

 私は母さんと一緒に、兄弟みんなの面倒をあんなにみてあげたのに、

 逆に私の時間、私が涼一と遊ぶ時間くらい、くれても……小学生じゃ理解できないわね。


「でも、高校生になった今なら、少なくとも兄弟の邪魔は入らないわ!」


 大人の女性のライバルは居る、

 ただ、妨害とかの邪魔は禁止されている、

 私には私のターンが豊富にあって、それをいかに使って攻略するか。


(しかも私には、ライバルより多くの時間がすでにある、過去にも、今にも)


 それをきちんと使って距離を詰め続け、

 一緒の時間を伴に凄し続ければ、もう私一択になるはず、

 恋愛としては簡単な部類かも知れない、それでも涼一が踏み込めないとしたら……


「理由はおそらく、アレしかないわね」


 涼一が小4の夏に急に逃げた理由、

 実は本当のことを言うと、まったく心当たりがない訳じゃない、

 なぜなら泥だらけで帰った涼一がお風呂から上がって寝た夜、私はこっそり……


(もしあの時、涼一が目を瞑っていただけで、意識があったとしたら!!)


 小4なら私を避ける理由としては十分過ぎる、

 だとしたら私が悪い、だからこそ私が自分で何とかしないと、

 涼一に良い意味で上書きするには、涼一の方から求めて貰わないと。


「……いいのよ、私は涼一と会えなかった分だけ、涼一をお世話するの」


 私以外の5人は涼一のお父さんの社員、

 そして涼一を面倒見るメイド、と割り切って見れば、

 あくまでも私と涼一のためだけの世界、高校生活……もはや婚前同棲?!


(なんだかんだで、みんな良い人だし、私と涼一が両想いになったら協力してくれるはず!)


 それに私には魅力があるはず、

 今日までで学校で、すでに4人に告白されたし!

 もちろん全て断った、他に好きな人が居るって、本当のことだし!


「いっそ涼一が告白してくれれば、全て解決なんだけどな~」


 そんないきなりゴールは逆に危険がありそう、

 サッカーでも確か開始早々にゴールを決めて先制しても、

 その後に2失点して負けるとか栃木のチームで見た気がする。


(そもそも小学生の時に、凄まじいほどのホームアドバンテージがあったはずなのに)


 私の思考もサッカー寄りになってきたわね、

 涼一に染められてきているみたいで、ちょっと嬉しい、

 このまま涼一のものになってしまえば、もう楽なんだけれども。


「GWが終わったらテスト、一緒に勉強する時間も多くなるわね」


 そうなれば取れる方法は色々ある、

 下の、涼一のもうひとつの家で2人っきりの勉強、

 もうそれは2人だけの愛の巣に出来るわ、そこで色んな勉強を。


(そうよ、あそこへ2人で引越せば良いのよ!)


 結果、涼一の世話をするのが私だけになっても構わない、

 あの実家の日々を考えたら涼一だけ、ううん、涼一と私だけの事を考えて家事するのって、

 あまりにも楽過ぎて天国だわ、早くその楽園を手に入れたい、そう、私はそのためにここへ来た!


「涼一のお嫁さんに、私は成る!!」


 ……ちょっと興奮しちゃったわね、

 とにかく夏休みまでに涼一をゲットして、

 そして私のアオハルを、本当の学生らしさを手に入れるんだから!!


(負けたら下手をすると栃木の実家に戻される、そんな地獄に落ちないためにも……!!!)


 そうだわ、今日会った、

 涼一のお友達も私の味方にしちゃいましょう、

 方法は色々と考えられるけど、また勉強会で一緒になれば!


「うん、涼一、どんどんどんどん、攻めちゃうから、覚悟してよね!!」

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